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2014年6月の11件の記事

2014年6月30日 (月)

安倍政権が危険なわけ

解釈改憲がいよいよ現実味を帯びてきました。
 
9条が事実上無効になってしまうなんて信じられません。
 
もう何をしても無駄なんでしょうが、6月9日に行われた「立憲デモクラシーの会」の緊急記者会見を抜粋して載せることにします。
 
政治、憲法の第一人者たちが国会議事堂内で現政権に警鐘をならしたのに、大手メディアは一切報道しなかったという、幻のような記者会見です。
 
このブログに載せたところで、せいぜい100人前後の人にしか読んでもらえないかもしれませんが、日本のメディアは死んだも同然なので、こうするしかありません。
 
8名の学者がそれぞれの思いを訴えた会見であり、かなりの長文です。ただし、どうして解釈改憲がいけないのか、またなぜ安倍政権が危険なのかが、嫌というほど分かる内容でもあります。
 
以下、少なくともここだけは、という部分を抜粋しました ↓ 是非是非ご一読を!
 
 
 
 
《根本的なことは、要するに解釈だけで憲法の中身を変えていいのかという事ですけれど、これは国内においても、国外においても大きな影響を持つことになります。国内においては、この前も言いましたが、当然ながらこの国の、この社会の法規範の基本的な枠組が、いわば、シロアリが食ったかのように崩れてゆく。戦後憲法体制が崩れるだけではなく、あらゆる法律の準拠性というのがなし崩しに崩れていきます。つまり政府が、法律があってなきがごとくに振舞えるということになる
そして国外に対しては、日本がどういう姿勢を持つ国であるかということが通用しなくなります。・・・この60年にわたって日本が積み上げてきた、さまざまな努力がありました。多少の政治的な考えや立場の違いはあっても、結果的に、日本は戦争はやらない、少なくとも外国に軍隊を送って人を殺すようなことはしない、他国を荒らさない、といった枠組みは守られてきた。そしてそれをベースにして日本は国際貢献をやってきたという実績があります。その実績のすべてが崩れて、信用をなくすわけです。・・・
 
 安倍首相がよく口にする「国民の安全」とか「国民の命を守る」ということがあります。けれども、「解釈改憲」がこの間の最優先の政治課題になっていて、政治プロセスが全てそこに集中している間に、じゃあ「福島はどうなっているのか」とかは、まったく後景に退いているわけですね。まさか「アンダー・コントロール」というのをみんな信用しているわけではないでしょうが。コントロールするための日々新たな課題が生じているとか、長期に避難している人たちをどうするのかとか、最終処理場の問題もあります。その緊急であるべき対応はまともにされていない訳ですね。あの事故対応に関心を払わず、どうしてそれで「国民の安全」「命を守る」と言えるのか。結局、それもこれも、今までずっとやってきた自民党政権が起こした問題ですが、その責任をむしろネグレクトするために、外敵を作って緊張を高めているのではないか。少なくとも、そういう事にしかなっていないわけです。》 西谷修(立教大学・思想史)


より大きな問題は、集団的自衛権を行使することが、全面的な戦争への参加につながる、そして、かえって国民を危険にさらしかねないという側面を、意図的か、あるいは無知のゆえか、無視しているという点であります。言うまでもありませんが、集団的自衛権を行使して日本が米国の艦船等を守る為に武力攻撃を一緒に行えば、向こう側にとっては、「日本は戦争を仕掛けた」という解釈をされるわけであります。
そうなると、仮に、日本の近くで有事が起こった場合、その敵対国は米国本土ではなくて、日本にある米軍基地、あるいは、更には日本の国土を攻撃することは、明らかであります。したがって、「船に乗って帰ってくる日本人を守る為に武力攻撃が必要なんだ」というわけですけども、その数百倍、数千倍の損害、人命の損失、あるいは環境破壊を引き寄せる危険性について何ら考慮していない。あるいは考慮していることを隠しているという点で、真に不誠実極まりない説明であると言わなければなりません。とりわけ、日本という国は、日本海沿岸に多数の原発を置いているわけでありまして、通常兵器による戦争は、すなわち、核戦争を意味いたします。そのような脆弱な国土を作っておいて、武力攻撃を行う、あるいは戦争状態を誘発するという事をいったいどこまで真面目に考えていたのか。この辺の問題も、安保法制懇の議論、あるいは安倍首相の議論からまったくうかがえないということであります。》 山口二郎(法政大学・政治学)


《第1次安倍晋三政権が、どのようにして崩壊したか。それは2007年の9月初め、シドニーでブッシュ大統領から、泥沼状態になっているアフガニスタンに自衛隊を出せと要求されました。どこが非戦闘地域で、どこが戦闘地域なのか線引きができないアフガニスタンにPKOで自衛隊を送れと強く言われた。けれども当時の内閣法制局長が強く反対してそれができなかった。ある意味では、かつての武士が、殿様に対して、詰め腹を切る代わりに突然「おなかが痛い」と言って政権を投げ出したのです。その安倍晋三という政治家個人の「歴史的使命」のために、総理大臣が国民である自衛隊員の命を人身御供に出していいのか、ということが問題なのです。自分の名誉のために国民の命を犠牲にする政治家を総理大臣にしていていいのか。その事を私はメディアの皆さんに追及していただきたいと思います。》 小森陽一(東京大学・日本文学)


《イラク戦争というのが1つの大きなポイントになるわけでして、大量破壊兵器を、サダム・フセインが持っているというガセネタに基づいて日本も協力したわけです。これについてその後、アメリカでもかなり政治的な厳しい議論がありましたし、イギリスではブレア政権に対して極めて厳しい追及が行われた。一方日本では何も行われていません。そして、政治家や政治学者として、イラクへの介入を推進した人々が現在、集団的自衛権行使を進めようとしていることを見れば、何をかいわんやです。まずは、かつて安全保障について適切な判断ができなかったことの反省をした上でなければ、受け容れられません。》 杉田敦(法政大学・政治学)


《今回この論争に参加して、私自身成長したと思っているのは、憲法9条のおかげで、戦後日本が戦(いくさ)働きをしないできたという事は、ある意味では、私はたしかに、国際協調主義から言っても、つまり戦働きでは国際協調に参加しない、こんな大国があるのだというユニークな、自民党が好きな言葉で言えば、ユニークな「国柄」ですよね。国柄という話は、彼らはいつも明治憲法の所で歴史止めちゃいますけども、そのあとの歴史も我々の歴史なので、国柄というのは変化があって、変遷があっていいと思うんですね。私は本当にこの国の国民でよかったと思うのは、今の世界の中でこんな大国で、武器を振り回さない、我慢強い国民がいるという事がこれからの世界にとってどれほど重要かという、この国の新しい国柄を捨てることの恐ろしさというか、もったいなさを感じます。》 小林節(慶應義塾大学名誉教授・憲法学)


結局今、現政権がやっている事は、中国や北朝鮮への挑発でしかないです。外交政策としては絶対やってはいけないリスクの大きな事を今やっているのです。仮想敵国を設けることによって、極めてタカ派的で挑発的な戦争準備外交を行っています。軍事の抑止力を保持するどころでなく、仮想敵国を挑発する馬鹿げた外交です。・・・今日の日本は、「共通の安全保障」や「協調的安全保障」という非軍事の安全保障を機軸とし、これまでの平和憲法の「非戦」の信用力と信頼醸成によるソフトパワーを中心にした平和構築外交を推進すべきです。
今回の政府の暴挙に反対する市民団体、人権団体、平和団体が、たくさんあります。今、この大きな危機に際して、とにかく一緒に連携して「声を挙げる」ということを、一生懸命やっていかないといけないと思います。本当に大変な決定的時機(カイロス)に入ってきたと思います。そのような事で、ジャーナリズム、マスコミ、報道機関の皆さんとも一緒に「声を挙げて」、全国的な規模で異議申し立てをしていくような運動を展開していく必要があると思います。そういう決定的時機ではないかと思っております。これを逃すとですね、日本の将来の歴史に大きな禍根を残すような、そういう誤った道筋に進んでしまうのではないか。こういう危機感を持っているという事を、最後に申し添えさせていただきたいと思います。》 千葉眞(国際基督教大学・政治学)
 
 
ここまで読んで、全文読みたい!と思った方は以下のリンクからどうぞ ↓
 
内田樹氏のブログ → http://blog.tatsuru.com/2014/06/13_1257.php
 
または
 
マガジン9 → http://www.magazine9.jp/article/shudanteki-jieiken/13160/ (こっちのほうが字体が読みやすい)








2014年6月28日 (土)

コロンビア戦の秀逸記事

日本の3戦目に関する記事がレキップ紙に載ったので、紹介します。

14面全面に大きく掲載されたC組の3戦目 ↓





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ただし、日本に起きて欲しいと願った奇跡を起こしたのはギリシャであり、紙面の7割は「ギリシャの奇跡」と題した記事。

最も予選突破の可能性が低いと言われていたギリシャが勝ったので、当然と言えば当然です。

日本対コロンビア戦の記事は右下のこれだけ ↓



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見出しは「ほとんど余裕」

コロンビアが3戦とも楽勝だったことを賞賛しているわけですが、記事の大きさの割に試合内容が事細かに記されていて、2戦目の冷徹極まりない記事とは比べ物になりません。



《こういうのを“抜かりない”と言う。力を出し切らずに圧倒したC組コロンビアの3勝のことである。昨晩のクイアバの盆地でもそんな印象があった。キックオフの時点で温度計が31度を示していた。日本人には、特にボールを追いかける状況にあるときはあまり歓迎されない気候だ。
 しかし、アルベルト・ザッケローニの選手たちはブラジルの大舞台の最終章で出だしからアクセル全開だった。前半を支配し、見せ場もいくつか作ったサムライブルーだったが、例によって仕上げでつまずいた。内田(14分)、長谷部(15分)の強烈なシュートは実らず、本田のチームメイトたちは優勢ながら点に繋げることができなかった。最初のカウンターから1点を導き出したカフェテロス(コロンビア代表の愛称)とは正反対である。ペナルティエリアで今野がラモスに対してファウルをとられ、キュアドラドがペナルティキック。試合が動いた。(1-0、17分)
 それでも日本は諦めなかった。目指すはニース所属のゴールキーパー、オスピナのゴール。そして前半ロスタイム、右から回り込んだ本田のパスを岡崎がダイビングヘッドで合わせて、代表38ゴール目を挙げた。(1-1、47分)
 日本がワールドカップで先制された試合は全て負けていることを知っていたコロンビア代表はこのゴールを気にしなかった。後半、ホセ・ぺカーマン(コロンビアの監督)の選手たちが駒を進める。FWマルティネスが2点を追加。(2-1、55分/3-1、81分)モナコ所属の攻撃的MF、ロドリゲスは取り残されたくないと思っていた。その彼にも試合終了間際にチャンスがやってきてゴール。(4-1、89分)ボールを左右の足で交互に操ったあと、ループシュートするという彼にしか出来ない見事な技だった。終盤に差し掛かったころゴールキーパー、モンドラゴンが送り込まれるという一幕もあった。メス(フランス)に所属していた、この日43歳と3日を迎えた最年長選手がワールドカップに参戦することになったのだ。コロンビアにとっては余裕のシナリオだった。土曜日、彼らは準々決勝でウルグアイと対戦する。》



どうでしょう。全文訳すつもりはなかったのですが、こんな小さな記事にこれだけの試合内容をつめこんで、更にはまとまっているところに感心して訳してしまいました。日本を全く蔑(さげす)んでいないところも素晴らしいです。

実は原文では“サムライブルー”が“ブルーサムライ”だったり、“今野”が“コアノ”だったり、岡ちゃんのゴール数が31ゴールになっていたのですが、それでも、“例によって仕上げでつまずいた”とか“本田のチームメイトたち”と言う辺り、日本代表をそれなりに知っている人が書いたことがわかります。



さて、日本のワールドカップは終わってしまいましたが、ワールドカップそのものは終わっていません。

アジア勢が全滅した今、今後はフランスを応援するのが筋なのかもしれませんが、彼らが勝っても全然嬉しくないので(苦笑)、レキップ紙に共に冷遇され奇跡を起こしたギリシャとポルトガル敗退に貢献した豪快サッカー軍団アメリカをひいきに、決勝トーナメントを楽しむことにします。この2カ国がだめならあとはドイツかな・・・







2014年6月26日 (木)

西も東も女性蔑視

日本が一次リーグ敗退してしまいました。

予選突破の確率7%と言われるなか、前半は行けるんじゃないかという気にさせてくれたのですが、それもそのはず、コロンビアが全員サブメンバーでした(爆)

後半にレギュラー3名が入ってから何も思い通りにならなくなりました。

でも、ダバディの言う通り、日本の実力はこんなもんなのです。

4点目を入れられてから、これ以上の屈辱は嫌だと必死で守る姿が全てを物語っていたと思います。

それでも岡ちゃんの意地の一発が見れたし、ウッチーは3戦とも絶好調だったし、長谷部選手は怪我から完全復帰したみたいだし、来シーズンのブンデスリーガが期待できる兆候がつかめただけでも個人的には収穫のある3試合でした。
 
負けたことで今後色々言われそうですが、選手たちにはまた4年後に向けて頑張ってもらいたいです。




本題に入ります。
 
ワールドカップの影に隠れてほとんど話題になっていないのですが・・・
 
フランスリーグ史上初の女性監督としてクレルモン・フットに就任したエレナ・コスタ氏が、なんとシーズン開幕前に辞任してしまいました。
 
 
理由は「クラブの執行部が私の同意なしに選手獲得を決定した」から。
 
彼女は「私に対する敬意を欠き、クラブはアマチュア同然」とも言っていて、ぞんざいな扱いを受けたことを示唆しています。
 
クラブのオーナーは「彼女は女性なんでね、その他大勢と同じく色々思い込ませるのが得意だから・・・」とコメント。
 
コスタ氏の証言を裏付けるかのような女性蔑視発言で墓穴を掘ってしまいました(爆)
 
もともと、“あんな保守的なクラブでやっていけるのか”と心配する声はあったようで、その心配が現実になったと言えます。
 
時を同じくして、日本でも時代錯誤なセクハラ野次が物議を醸しています。
 
程度の差はあれ、西も東も、男尊女卑の根がまだまだ深いことを証明する男性たちには呆れて物もいえません。






2014年6月24日 (火)

絶好調のフランスと“絶不調”の日本 by レキップ紙

フランス代表が絶好調です。
 
個人的にはフランス代表に対する愛がいつまでたっても芽生えず結構どうでもよかったりするのですが、この勢いで突き進めば優勝しちゃうんじゃないかと思うと無視はできません。
 
当然フランス国内では連日アゲアゲ報道が続いています。

スイス戦(5-2)の翌日のレキップ紙は「VERTIGINEUX(すごすぎる)」という見出しで、表紙から5面を割いて祝福。






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一方、日本のギリシャ戦に関する記事はというと・・・






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これだけ ↑





6×10cmの見逃してしまいそうな記事の見出しは「皆がイライラした試合」。

《1966年のワールドカップ以来、史上2番目のボール保有率74%を維持していたにも関わらず日本は何もしなかった。ギリシャは1時間以上10人の戦いを強いられ、こちらも当然何もしなかった。木曜日の夜、ナタルでは皆がイラついていた。しかし、誰にも認められない今大会最も価値のない試合(0-0)は、最終的に2チームにとって予選突破に望みをつなぐ結果となった。3戦目は、点取り屋がケガで離脱しキャプテンが出場停止のギリシャがより苦しい試合を強いられることになりそうだ。日本が戦うコロンビアとは違って、(ギリシャの対戦相手の)コートジボワールも予選突破を試みることを考慮すれば尚更。どちらにせよ次回は別のことをしたほうがいい。木曜日に夜更かししてくれた人達に感謝するためにも。》






・・・この記事を書いた記者は一体何様のつもりなのでしょう?
 
“何もしなかった”とか、選手たちが90分間芝生に突っ立ってたわけでもあるまいし・・・
 
“木曜日に夜更かししてくれた人達”って、記者本人を含むヨーロッパとアフリカの視聴者しか当てはまらないし・・・
 
そもそもが、“仕方ないから夜更かししてやる”と思いながら観たのは、恐らくこの記者だけだろうし・・・
 
要するに、“もともと興味なかったけど仕事だから観てやったのに、やっぱりつまらなかったじゃねーか!”と寝不足のイライラした状態で書いたらこんな記事になった、ということにしか思えません。
 
次回は結果に関係なく、もう少し日本代表に思い入れのある記者に担当してもらいたいものです。


※ 同じフランス人でも、この人の評価は心がこもってる ↓

2014年6月22日 (日)

さようならTF1、こんにちはZDF

ついに設置しました!!! 
 
ワールドカップ全試合を観るための秘密兵器・・・
 
それは・・・










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パラボラアンテナ!!!!




ワールドカップ開催前に設置するつもりが、予想外の業者の怠慢のせいで延び延びになり、もう駄目だと諦めかけた一昨日・・・
 
我が田舎町で唯一の、その怠慢アンテナ設置業者が連絡もなしにひょっこり現れ、日本対ギリシャ戦の数時間前に設置完了!
 
数日たった今でもまだ夢を見ているようです。
 
さて、これで何が観れるかというと・・・
 
ワールドカップ全試合を放送するドイツの公共放送、ZDFとARD!・・・とその他諸々の世界のチャンネル
 
ここフランスでは日本の3試合がカタール出資の有料チャンネルでしか見れない、と知ったのが数ヶ月前(その時の記事はこちら)。
 
その後、カタール経済に貢献したくないという意思は揺るがないまま考え付いたのがこの作戦でした。
 
さっそくチャンネルをZDFに合わせると・・・
 
そこにいたのは・・・








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懐かしのオリバー・カーン(元ドイツ代表ゴールキーパー)



その日最初の試合開始1時間前から、彼がとにかく、しゃべる、しゃべる、立ったまま、しゃべる・・・
 
4年前にオーストリアで観たワールドカップが記憶の底から蘇ってきました。
 
ブブセラがうるさくて音を消しながら観た南アフリカワールドカップ
 
オーストリアとドイツの公共放送のお陰で余裕で全試合観れたワールドカップ
 
決勝後まもなくして陣痛が訪れたワールドカップ・・・
 
そして4年後の今年。
 
ドイツの公共放送を再び得て、オリバー・カーンに再会し、遅ればせながらワールドカップに集中できる環境が整ったのです!
 
感無量で向かえたギリシャ戦
 
試合30分前からVTRで日本代表の紹介が始まり、



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ザックの記者会見が流れ、



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我らの香川が豊富を語り・・・




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君が代
 
 
結果は引き分けに終わり、予選突破の可能性は限りなくゼロに近いですが、我が家ではアンテナ設置の喜びが大きすぎて、満足感が絶望感を少しばかり上回るという不思議な空気に包まれました。
 
アンテナ設置で得たのはワールドカップの全試合だけではありません。
 
もう一つの収穫は、日本どころかアジア勢(韓国、イラン、オーストラリア)の試合を全て端折ってくれたTF1(フランスで唯一ワールドカップを放送している民放)と当分の間おさらばできること
 
大きな力に対するささやかな抵抗を成し遂げた気分で、今後のワールドカップを心置きなく楽しもうと思います。




 
 

2014年6月19日 (木)

今週のAMAP (2014年6月其の一)

夏シーズンが始まってからのAMAP(※)の野菜が去年より一段とバリエーション豊富なので、「今週のAMAP」という記事を時々書くことにします。インフルエンザで寝てばっかりだったので、思いついたんです(笑)

(※AMAP=フランスにおける有機農家と消費者を直接つなぐ会員制の売買システム http://www.reseau-amap.org/
 
オーガニック農産物の良さは実際に手にとって食べてみないとわからないものなので、こういう記事はあまり意味がないと思っていたのですが、記事が増えれば在仏日本人がAMAPについて知る機会が増えると判断して、今更ですが不定期で続けようと思います。

ではさっそく、今週の野菜たちは・・・ ↓




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じゃん!


もうこれでもかというほどの緑緑しさにウットリ見入ってしまいます。

内容は、

① バジル 一束
② サニーレタス 一個
③ 特大フェンネル 二個
④ 30センチ超級きゅうり 一本
⑤ コールラビ 一個
⑥ ミニカリフラワー・ミニブロッコリー 数個
 
これで7ユーロ
 
①があるうちは家中がバジルの香りに包まれ、ハエと無縁の生活が送れます。
 
③は日本ではあまりみかけませんが、ミントのような香りがあってそのまま炒めたりスペイン風オムレツの具にしたりします。
 
④は大きいだけで味は普通のきゅうりです。大は小を兼ねると言いますが、使い切れないのが玉に瑕。
 
⑤はブロッコリーとカブのあいのこのような野菜。つい最近ピクルスにしたらおいしかったです。

⑥ミニブロッコリーはこの3倍近い量が入っていたのですが、写真を撮る前に食べてしまいました(汗)そして何故ミニなのかですが、今回旦那さんが取りに行ったため不明です。



以上、今週のAMAPでした!







2014年6月16日 (月)

そして、滑って転んじゃった場合は正直に言え!

日本の第一戦、残念でした。こちらフランスではキックオフが夜中の3時だったので生放送では見ていませんが(というより日本の試合を見るための“ある作戦”に失敗して見れない(涙))、翌日本田選手のゴールだけニュースチャンネルで繰り返し見ることができました。月並みですが、まだあと2戦あるので諦めずに頑張って欲しいものです。



さて、前回に続いてまたPK判定の話をします。
 
金曜日の一試合、スペイン対オランダ戦でも微妙なPK判定がありました。

今回の場合は、“わざとではないけど滑って転んだらPKがもらえたよ、ラッキー。”という判定でした。

何がラッキーなんでしょう?

相手チームの不憫さを考えると「何喜んでんの?早く自己申告して撤回してもらえば?」と私なんかは思ってしまいます。

この試合では、悔しさをモチベーションに変えたオランダが、守備を徹底しながら5点も量産するという爽快な結果に終わったので良かったですが、やはり一戦目のクロアチアのように、ないはずのPKの後味が悪いまま試合が終わってしまうことのほうが多いのです。
 
一点があるかないかで試合の流れは大きく変わり、ましてやそれが誤審によるものならば、その一点を取られたチームの精神的ダメージは相当なものです。

ないはずのPKの罪は大きい。

そう思っていたら、土曜日(14日付)のレキップ紙にこんな記事が・・・







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木曜日の誤審で一躍有名になった西村審判がブラジル代表に!!!

これはレキップ紙が作ったものではなく、ネットで誰かが流した画像だそうですが、行き場を失ったクロアチアサポーターの怒りがこういう形で表れたとすれば無理もありません。
 
この隣の記事に、フランス人審判のコメントが載っていました。
 
「サッカーにビデオはいらない、必要なのは正直な選手だ。」
 
ごもっともです。

でもこの審判、昨日のフランス-ホンデュラスの試合を観たあとだったらこうは言っていられなかったはず。ホンデュラスの選手たちの転びよう、いや転がりようと言ったらもうあれはサッカーではない別の競技を観ているかのようでした。
 
「全ての選手に正直になってもらう」などというのは犯罪のない世界を望んでいるようなもので、繰り返しますが(何度でも言いますが)、不正のないサッカーはビデオなしではありえません!!
 
ブラッターさん(※)、早くビデオを~!




※ 前回の記事では「プラチニ氏」に訴えたのですが、プラチニ氏は欧州サッカー協会会長であり、FIFAの会長はブラッター氏でした。まぁどちらかが折れれば状況が一変するという意味では影響力はほぼ同じなので・・・













2014年6月13日 (金)

わざと転ぶな!

昨日、ブラジルワールドカップが開幕しました。

第一戦のブラジル対クロアチアはブラジルが3‐1で勝ったのですが、ブラジル2点目のPK判定が物議を醸しています。

ブラジルの選手がクロアチアの選手に倒されたふりをしたのに審判がブラジルにPKを与えた、という誤審に対して世界中のメディアが騒いでいるわけです。

この試合の主審を務めたのは、アジア№1の審判と言われている西村雄一氏。

よりによって日本人。

別に日本人だから肩を持つとかではないですが、一番悪いのは転ばされたふりをしたブラジル選手にほかなりません。

いつからこういう子供騙しのようなことがまかり通るようになったのか知りませんが、あの世界最高選手と言われているクリスティアーノ・ロナウドもペナルティーエリアに入る度にバカの一つ覚えのように倒れてます。

テレビでは巻き戻しですぐバレるのに、平然と“数打ちゃ当たる”みたいな感覚で転んでいる感じが否めません。

サッカー選手があんまり転びまくるので、うちの3歳児は転ぶのも一つのテクニックだと思っています。というか、すでにプロの世界でも“うまく転んだもん勝ち”みたいなところまで来てしまっています。

ただし、ドイツのブンデスリーガではこんな風に転んだふりをする選手はほとんどいません。

ブンデスリーガのトップに君臨するバイエルンやドルトムントは今では世界最高峰のクラブであり、汚い手を使わなくともトップチームになれることを証明しています。

ドイツ以外にも“この手”を使わず真面目にサッカーをしている選手はいますが、不正を働いても評価される選手がいる限り(なんかオーガニック産業の話に似てきた)サッカーの未来は明るいとは言えません。

今回、西村審判のジャッジ位置が悪かった(肝心の選手がよく見えない位置にいた)とかなんとか言われていますが、トップスピードでゴールに突き進む選手たちを追いながら的確な位置を見極めるのは並大抵のことではありません。「それが審判の仕事でしょ」と言っても人間には限界があるわけで、やはりラグビーのようなビデオ判定を一刻も早く取り入れるべき時が来ていると私は思います。

これ以上理不尽な判定を増やさないために、そろそろ首を縦に振ってください、プラチニさん。








2014年6月12日 (木)

6月の酷暑とインフルエンザ

数日前、フランスでもフェーン現象が起きました。日本の蒸し暑さとは比べ物になりませんが、それでもフェーン現象の影響を受けやすいフランシュコンテ地方では30度以上の日が3日も続き、3日目は35度を超える猛暑でした。

それにつられて・・・かどうかはわかりませんが、我が家ではまず息子が発熱。そしてその二日後なぜか私まで発熱・・・

なんだかのどが痛いと思ったのが日曜日の夜。寝ている間に症状が進行し、翌日は高熱と全身の筋肉痛で一日中寝込みました。

息子は熱があっただけでぴんぴんしていたのですが、この違いは年齢の差でしょうか。

起きることもままならなかった月曜日はたまたま祝日だったので、旦那さんに全てを任せることができましたが、問題は火曜日。

治りきっていない体で息子の送り迎えのために自転車をこいだら、足の筋肉痛とのどの痛みが悪化。

昼に迎えに行ったとき園長先生に「午後は○○(←息子の名前)とお昼寝したほうがいいんじゃないかしら」と言われ、午後の授業はお休みさせることにしました。

家では必ずしも昼寝をするとは限らない息子に期待するのはやめて、昼食後、息子の昼寝を待たずしてバタンキュー。

「ママしんどいから一人で遊んでね」と言っても理解する様子はなく、寝ている私の上を転げ回る息子を前に、絶望感に苛まれました。

母子(父子)家庭でこういう状況に陥った人は一体どうしているのでしょうか。

こんなことならルウのママにでも頼んで息子を幼稚園に連れて行ってもらえばよかったと思ったけれど、時すでに遅し。

よりによってその日は旦那さんの帰宅がいつもより遅く、今日は長期戦だと思って覚悟を決めた矢先、息子がようやく夢の中へ。

束の間の安静

息子が目覚めた後、ベランダで水遊びをさせていたら近所の子供が集まってきて言い出しました。「水の掛け合いっこしよう!」。収拾がつかなくなりそうだったので隙を見て撤退。

その後、色んな症状がぶり返してきて起きていられなくなった私の横で息子にパズルやらなんやらをやらせているうちに、旦那さんが帰宅。

熱にうなされるよりもずっと辛い火曜日がやっと幕を閉じました。

昨日は水曜日だったので息子はお休み。

旦那さんも水曜日は授業がないのでお休み。

まだのども痛いし咳も出るし全快とは程遠い体調ですが、休みだらけのフランスに感謝しながら、日本vsコートジボワール戦までには回復していることを切に願うのでありました(と言っても見れるかどうかもわからないけど・・・)。






2014年6月 5日 (木)

オーガニック食品は本当にオーガニックなのか

一昨日、独仏共同出資チャンネルarte(アルテ)で、「Produire Bio, un business comme les autres ?(オーガニック産業は単なるビジネスなのか?)」というドキュメンタリーを見ました。
 
http://www.arte.tv/guide/fr/046344-000/produire-bio (←フランス語:来週の月曜日まで閲覧可能)
 
ここ数年、需要が供給を上回っているというヨーロッパのオーガニック産業。
 
店頭で目にするオーガニック商品が増えていくなか、「これって本当にオーガニック?」という疑問を抱いたことがある人は多いはずです。
 
今回のドキュメンタリーでは、そんな疑念を裏付ける一部の実態が取り上げられました。

タイや中国ではオーガニック認証を受けながら家畜や水産物の餌をオーガニックに徹底しないことがまかり通り、スペインでは可能な限りの低コスト生産を実現するために、労働者が卑劣な環境で働かされ、ドイツではオーガニックとは名ばかりの七面鳥を劣悪な環境下で育てている農家がいるなど、世界中で不正行為が横行しているようです。
 
これらのほとんどは、オーガニック農産物では“難しい”と言われる大量生産を無理強いした結果だと言えます。

オーガニック業界の事実上の支配者である激安スーパーチェーンを始めとする小売業者が、 手間暇かかるのが当たり前のオーガニック農業に「もっとコストを下げろ」と要求する。
 
その他諸々の分野同様、「低価格」が何よりの魅力であるかのように価格を抑えることにこだわった結果、管理がないがしろになり、オーガニックではない“オーガニック商品”が市場に出回ってしまう。
 
価格競争の波に乗れなくなった真面目な生産者は切り捨てられ、不正を働いてでも“支配者”の要求を受け入れる業者が蔓延していく。そんなことはいざ知らず、消費者は“品質が保証された商品”の低価格化を歓迎し、実際の品質は悪化の一途を辿る・・・


言われてみれば、「オーガニックなのに何でこんなに安いの?」という商品は年々増えている気がします。オーガニックパスタ500gが70セントとか、数年前はここまで安価ではありませんでした。
 
低価格のオーガニック商品が“絶対に売れる”ことを証明しているのは消費者であり、その意識が変わらない限り、生産者側の不正行為はなくならないとも言えます。
 
番組では、時間と費用を要するオーガニック認証についても問題視していました。AMAPや一部のオーガニックブランド(オーストリアのSonnentorなど)は、認証を受けずに経営が成り立っていますが、認証の“安心感”は絶対であり、生産者・消費者ともに欠かせないものと考える人が多いのが現状です。認証があってもなくてもオーガニックなのに、認証があるほうが売れることに触れ、「幻想を買う」と揶揄した関係者もいました。
 
さて、今回オーガニックではない“オーガニック商品”が市場に出回っていることが証明されたわけですが、我が家がオーガニックをやめることはありません。なぜなら、オーガニックと明記されていない商品がオーガニックである確立はほぼゼロであり、それらの不正は更に酷いであろうことを考慮すると、オーガニックが最も“まし”な存在であることは今後も変わらないからです。
 
番組を見る前は、これまでの考えを覆す事実が取り上げられたらどうしよう、と内心ドキドキしていましたが、蓋を開けてみればオーガニックそのものを否定するものではありませんでした。ただし、不正の実態は思っていた以上に酷く、これからも出所がはっきりしているものほど安心安全であり、低価格には理由がある(人、動物、環境のいずれかが必ず犠牲になっている)ことを肝に銘じながら、賢い消費をしなければならないと思い知らされました。
 
 
(この番組を見た直後、「JA解体」のネットニュースが目に飛び込んできました。上には上がいるというか、これ以上食料自給率を低下させてどうするつもりでしょうか?内田樹氏が、「日本はそのうちシンガポールみたいな国になる」と言っていましたが、日増しに現実味を帯びてきています。)




2014年6月 2日 (月)

さくらんぼ1キロ

数日前の夜、


テーブルクロスのパンくず(とか色々)を掃おうとベランダに出たら、


歩道にいた息子の同級生のママとばったり。


「さくらんぼ配り歩いてるの」と言うママ。


自宅の庭の桜の木にさくらんぼが沢山生って、


幼稚園で生徒に差し入れ、


園長先生や保母さんに配ってもまだあるらしい。


「お宅もいる?」と言ってもらい、


余ってるなら喜んでいただきます、と答えたその翌日・・・


玄関のドアノブに大量のさくらんぼ!




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試しに量ってみたら、1キロ強


そのままでは食べきれないので、


さくらんぼのクラフティで大量消費。




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それでもまだ半分以上残っていたので、


もう一度クラフティ。


さくらんぼはもうウンザリかと思いきや、


えっもうないの?と残念がる家族。


普段は滅多にありつけない、


束の間のさくらんぼ三昧でありました。








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