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2014年8月 6日 (水)

改装中にオープンしたホテル

一昨日まで義母の住むオーベルニュ地方に行っていました。


ネタがどんどん溜まっていくというのに、WIFIはうまく繋がらず、繋がっても時間は限られていてブログを更新することはできませんでした。全てを記事にするのは難しそうですが、とりあえずこんな話から始めようと思います。



滞在中の宿泊先は7月に改装オープンしたばかりというアパートホテル。


・・・のはずが、着いてみたらまだまだ改装中だったという話です(笑)


完全に改装が終了しているのは外観だけで、中はというと・・・


まず、階段が仕上がっていない ↓




Dscn7943_7



ただし、これは登れるから別に支障はない。


問題は・・・


廊下と階段の明かりがないこと。


照明らしきものは天井や壁についているのに、そのスイッチが全く見当たらないわけです。


昼間はともかく、日が落ちてから帰ってくると手探りで階段を登らなければなりません。


その説明も一切ないところがまたフランスらしい。


肝心のアパート内は一見改装が完了しているように見えます。ただし、到着早々のオーナーの言葉が


「食卓テーブルと玄関脇の家具は取り替える予定です。」


玄関脇の家具は何がどうダメなのかさっぱりわかりませんでしたが、食卓テーブルは確かに代用品そのもの。


テーブルというよりは電話台のような、3人で囲むにはあまりにも小さすぎる“テーブル”でした(これは残念ながら写真なし。チェックアウト時に撮ろうと思っていたらそれどころではありませんでした)。


そして、滞在3日目にそれは起こりました。


朝9時半にチャイムが鳴って、インターホンに出ると


「家具の交換に来ました。入ってもいいですか?」


家族3人でのんびり朝食をとっていた最中でしたが、断わるのは悪いと思って解錠。


運び込まれたのは、巨大な収納棚 ↓





Dscn7734



私としては食卓テーブルを替えてもらったほうが嬉しかったのですが、それは運搬の兄ちゃんたちに言ったところでどうしようもないこと。家具が交換されるのを黙ってみていました。


ところが、交換が終了して問題発覚。


新しい収納棚が壁から10センチも飛び出していたのです ↓




Dscn7735

(オレンジの矢印の部分が壁からはみ出ている)



すかさずオーナーに電話する運搬の兄ちゃん。


とりあえず引き上げてから10分後、またドアをノックする音が聞こえました。


ドアの向こう側にいた(あった)のは運搬の兄ちゃんたちと元の収納棚


「やっぱり新しいほうは大きすぎるので再度交換します。」


再度交換ってあんた、壁の長さ測っておけばこんな重たいものを何度も往復する必要なかったのに・・・。


フランスらしい要領の悪さに呆れながら、私たちは朝食の片づけを始めました。


すると、その数分後、またしてもドアをノックする音が聞こえました。


今度は何だろうと思いながらドアを開けると、


「適当な大きさの家具が見つかったので、こっちにします。」


と言いながら第三の収納棚を運んできた兄ちゃんたち(爆)


笑いをこらえながら3度目の交換劇を見守りました。



Dscn7738



Dscn7736



上が最終的に採用された収納棚。下が元の収納棚。


高さはともかく、幅に関しては一番目よりも狭い収納棚を前に(しかもコンセントが隠れてしまっている!)、一番目が没になった理由はいつまでたってもわかりませんでした。


それから数日がたち、またチャイムがなりました。


ドアを開けると、今度は背の高い年老いた男性がたっていました。


彼の手には額縁。


「絵を飾りに来ました」と言う男性。


「ダイニングに2枚、それぞれの寝室に2枚飾らせてもらってもいいですか?」


あまりに思いがけない申し出に戸惑いながらも承諾。


「ここは絵を飾るには適していない場所だと思うんだけど、オーナーがどうしてもと言うので」


と言いながら、キッチンの、どう考えても不適切な場所に釘を打ち、絵をかけた男性。



Dscn7954_2




その他3枚も手際よく飾りながら言いました。


「これは写真を加工して水彩画に見せかけているのです。よく出来ているでしょう?」



Dscn7953



確かに良くできてる。(↑相変わらずぶれていてよくわかりませんが、本当によくできた加工写真でした。)


聞けばこの男性、画家で、自分の絵もホテルの数箇所に飾ったのだとか。


自分の絵を自分で飾るのは普通のことなんだろうけど、その画家に加工写真を飾ってまわらせるのはどうなんでしょうか。




と、こんな感じで、改装の仕上げに客の私たちが巻き込まれるという、ある意味貴重なホテル滞在を経験したのでした。


外装に関しては改装しながら営業を続ける店やホテルなどは結構あると思うのですが、このホテルのように一旦閉めておいて、内装が中途半端なまま営業再開するところはフランスでも結構珍しいと思います。


とくにオーナー一同、従業員たちはなんら悪びれた様子もなく、それどころか「居心地はどうですか」なんて平気で聞いてくるわけで、階段に照明がないことを不服に思うほうがおかしいのではないかと思わされました。


ちなみにこの照明、帰る二日前に点(とも)って、人が通ると自動的に明かりが点く仕組みだということはわかったのですが・・・



点いたのはそれっきりでした(爆)










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