住まい・インテリア

2013年6月 6日 (木)

アルミの用心棒

フランスにも当然のことながら存在する地方色。


ではありますが、フランス国内6ヶ所に住んでみた個人的な経験から言って、文化、習慣、訛り、の違いは日本ほど顕著ではありません。


例えば、日本の関西弁や東北弁などの方言はないに等しく、フランス人同士で会話が成立しない、ということは起こりません。昔は方言があったそうですが、20世紀初頭に標準語に統一されて今に至ります。(バスク語やアルザス語などの例外はありますが、方言というより外国語に近い)


食文化にしても、大きな違いがありそうで、一般家庭は大体同じようなものを食べていたりします。


その街・地方特有の祭典なども、日本ほど頻繁にないので、仕事や子育てなどで忙しくしていると、見逃していることがほとんどだったりします。


そんなわけで、長距離の引越しをしても違和感がない、というか移住した実感があまり湧きません。「住めば都」ならぬ、「すでに都」(爆)なのです。


それでももちろん、初耳・初見なことに出くわすことはあります。


この町に来て、唯一びっくりしたのが・・・




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一般家屋の玄関にシャッター(雨戸)。


フランスでは窓に雨戸がついているのは普通です。というより、ついてないほうが珍しい。でも、玄関に雨戸がついているのは、私も旦那さんも今まで見たことがありませんでした。


初めて見たとき、この町の治安が悪いのかと思って心配になりましたが、半年以上経った今感じるのは、それとは逆の治安の良さ。


この地方の閉鎖的な人々を象徴しているのか、どうなのか・・・理由が知りたくなったので、近所の人に聞いてみました。


結果・・・


「そういえば、ついてるね。」という無関心な反応がほとんどで、ずっこけました。


でも、そこで会話を終わらせないのがフランス人。聞いた人皆が、理由を一緒に考えてくれました。


結果・・・


①寒さ対策

②空き巣対策


・・・以上


なんとも現実的な理由が出ただけで、地方色のちの字も浮かびませんでした。しかも、この2点を理由に、町の業者に勧められて取り付けてみた、というのが正直なところのようです。


冬が厳しいのはもちろん、90秒に一軒が空き巣に入られていると言われるフランスにおいては、かなり有用な「玄関用雨戸」。共働きで、日中のほとんどを留守にしている上に、長期間のバカンスで家を空けることが多いなら尚更。


全国採用されないのは、殺風景な外観のせい?











2013年5月12日 (日)

大歓迎な光熱費のナゾ


以前、(電気+ガス)×2 という題名で、電気代に不満である、という趣旨の、結論のない地味な記事を書いたことがあるのですが、覚えている方はいるでしょうか?


数日前、3月と4月の2か月分のオンライン請求書が届きました。2か月分の電気代とガス代が合計金額であることは変わっていません。


ところがその金額が・・・


-147,95€ 


前々回も前回も300ユーロ以上だったので、半分以下。涙ぐましい節約の成果です・・・


という話ではありません。注目すべきは、金額の前についている「-」。




Facture



そうです、「マイナス」です。オンライン請求書を拡大しないと見えない「-」。最初は本当に、マイナスなしの金額だと思いました。でも、拡大してみると、うちわけのほとんどにも「-」がついています。そして、「-147,95€」の下に、「返金金額147,95€」と、はっきり書かれています。


そうなのです。今回は「請求金額」ではなく、「返金金額」。いつもの「引き落とし」の欄が「振込み」になっているので、もうこれは誰がなんと言おうと、返金されることは間違いありません。


そして更に注目すべきは、今回の2か月分の使用料を差し引いて、更に返金されるという事実。


何がどうして、この金額になるのか、さっぱりわかりませんが、この請求書はそっとしておくに限ります。もらえるものは素直にもらっておく。


そして計算してみました。結局月平均いくらなのか・・・


なんと、電気とガスあわせて、約70ユーロ!9000円するかしないか。冬の暖房費を考えれば、激安光熱費と言っても過言ではない金額。


もとの電気・ガス会社に再変更しなくてよかった。私も旦那さんも、変更の電話をかけるのを、完全に忘れていてよかった。隣人の「○○(←うちの電気・ガス会社)はいいぞ。○○にしてから満足だ。」という、自信たっぷりの言葉を何となく信じてよかった。


そういえば、うちは、水道代も、定額料金を毎月払った後、半年に一度、使用料を差し引いた額が返金されます。普通の月額使用料の支払いよりも、こういう定額料金を好む人や企業が多いフランス。


もちろん、過払い分が返ってくるばかりではありません。同じ供給会社に大満足の隣人家族(前出)は、定額料金のシステムを選んでいるので、240ユーロの超過料金の請求書を受け取ったばかり。それでも満足なのは、私にはちょっと意味不明ですが、まぁ、誰も文句言ってないし、うちの光熱費問題も解決したことだし、フランスにしては珍しく、めでたしめでたし♪











2013年3月14日 (木)

(電気+ガス)×2 

我が家の電気代とガス代は、2ヶ月に一度、口座から引き落とされます。


電気とガスのどちらも供給している会社と契約しているので、
2か月分の両方の使用料の請求が一度に来るわけです。


例えば3月の請求書(1月、2月の使用料と3月、4月の基本使用料)・・・


306,35ユーロ(3万8千円)!


一か月分は約1万9千円、そのうちガス代が1万3千円、電気代が6千円くらい。


こうやって一つ一つ見ていくと、真冬だし、暖房費(ガス)も嵩むことを考慮したら
普通の料金・・・・?


9月と10月はこの半額程度。それでも電気代は、以前住んでいたアパートの
2倍。生活習慣も、アパートの大きさも、ほとんど変わってないのに
電気代が倍増するのはやっぱりおかしい。


そこで、ちょっと検索。


すると、うちの供給会社のネット上の評判が異常に悪い!

「○○はぼったくり会社」、「解約したはずなのに、引っ越す前の家の
請求書が未だに来る」、「支払いが数日遅れただけで電気を切られた」


などなど。


そういえば、契約して一ヶ月も経たないうちに、まだ請求書が一枚も届いていないのに、
督促状が来たことがありました。その時は電気もガスも切られませんでしたが、
厳しい会社だなぁという印象を受けた記憶があります。




フランスでは2007年の規制緩和を機に、電気、ガス会社を選べるようになったので
それまで「EDF(フランス電力)」、「GDF(フランスガス公社)」の独壇場だった市場が、
変わるはずでした。


ところが、習慣を変えるのが苦手で、面倒くさがり屋のフランス人。
私達のような引越しの機会がある家庭でもない限り、EDF,GDFとの
契約を解約して、わざわざ他の電力・ガス会社に乗り換えたりしません。


それを知っていたので、旦那さんと相談して、引越しを機に新しい
供給会社に変えました。その時は中小企業を応援したつもりで、
善人気分でしたが、今になってちょっと後悔。


またEDF・GDFに戻りたくても、フランスのことだから、トラブルがありそうだし、
戻っても請求書の金額が絶対に下がる保障はないから気が引ける。


でも、こういうことに時間と気力を費やすのもフランス。


無実の消費者から金をむしり取ってるかもしれないのに、言いなりになってる
のは嫌。


そもそも、フランスで騙されるのはこれが初めてじゃないし。


とりあえず、うちの供給会社の評判の悪さが本当なのか、
近所の人に聞くことから始めてみよう。














2013年2月19日 (火)

極薄?

数週間前のある日の朝。


突然、上階で工事が始まりました。


お風呂場の辺りがうるさかったので、排水溝か何かの修理だと
思っていました。


それにしてもすごい音。終わったと思ったらまた再開、の繰り返しで
2歳児は怖がるばかり。息子をなだめながら、出かける準備。


うちは3階なので家を出て階段を降りると、一階がなんだか騒がしい。


いつも会うと立ち話をしてしまう、声が異様に大きいお兄さんの
家の扉が開けっ放し。


そこへお兄さん登場。

「Bonjour! いやぁ、うるさくてごめんねぇ。お風呂場改装してるから。」

・・・えっ、お宅??? 4階じゃなくて???


上のほうから聞こえていると思いこんでいた私は呆然。

すると、お兄さんの言葉を裏付けるように扉の奥から、
うちで聞こえていたのと同じくらいの音量の工事の音が聞こえてきました。

どういうこと??


うちのアパートの壁が薄いことは引っ越してきてすぐにわかりました。

4階の住民が掃除機をかける音、コンセントのプラグを差し込んだり抜いたりする音、
子供が走る音、ヒールの音、何かが落ちる音、などが毎日頻りに聞こえていたから
です。

でもその工事以来、今まで4階から聞こえていると思っていた音が2階、1階、
隣、そのまた隣のどこからでも聞こえている可能性がある、ということがわかりました。


壁が薄すぎるだけではなく、設計の段階で壁や床を伝って音が響く仕組みを
作ってしまったとか、何か別の理由が加わって起こっているとしか
思えないこの現象。


2歳児のいるうちも隣近所に負けない声や音を出しているわけで、いつも
子供が愚図って大声で泣いたり叫んだりする度に、苦情がこないか
不安になりながら生活していました。


でもこの日をきっかけに、万が一苦情が来てもうちだけの非ではない、
と気が楽になったのでした。








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