旅行・地域

2013年11月 4日 (月)

ベルンでふんだりけったり

バカンスの度に、主婦の私にはバカンスがないことを再認識させられ、息つく暇もなく過ぎていく2週間。


普段以上にブログに書きたいことが溜まっていくのに、書く時間がなくてイライラ。


ネタが新鮮なうちに更新できないのが悔しいですが、今日から学校が再開したので、少しずつ挽回したいと思います。

___________________


先週の木曜日にスイスの首都、ベルンに行ってきました。


レマン湖の畔に住んでいた頃に活用していた、2011~12年度版の「地球の歩き方・スイス」で下準備。


街そのものが世界遺産に登録されているというので、街が見渡せるところに登って・・・



Europesummer09230

↑ こんな中世から続く街並みを眺めたいとか、



Clock_bern_zeitglockenturm

↑ 時計塔の仕掛けを見たいとか、


熊園で、ベルンの名前の由来でもある熊をみたいとか、子連れの日帰りで出来ることを控え目に計画しました。


スイスの物価はフランスの2倍以上なので、昼食とおやつを持参。


10時に出ようと思っていたのに11時に出発しましたが、予定より遅れて出発するのはいつものこと。


・・・と余裕綽々だったのが祟(たた)りました。


国境を越えた辺りから、高速道路が途切れ途切れに工事中で、予想外のタイムロス。


スイスの高速道路の年間ステッカーを有効利用するつもりだっただけに、意気消沈。


気がかりは、夕方5時半には日が沈んでしまう時期だということ。


到着時間が遅ければ遅いほど、外での観光時間が減ってしまうわけです。よりによって、今回の観光目的は、日中にしかできないことばかり。もっと早く出発しなかったことを悔やみました。


イライラしながらベルン市内に到着したのは、午後3時前。


「とりあえずこの辺でいいよ」と路上パーキングに車を止めて、料金を前払いしようとしたら・・・


小銭しか使えない!しかもスイスフラン!


首都だからどこでもクレジットカードが使えるものと思い、両替してこなかった私たち。実際、ビール(スイスのバイリンガルの街)では、カードだけで乗り切れたので、今回もそのつもりでいました。


数十メートル歩いて、両替所や銀行を探すも、見あたりません。そもそも自分たちが街のどの辺りにいるかもわからず、地球の歩き方の地図も、焦る私たちにはただの紙。仕方なく再び車に乗り込んで、カードが使えそうな駐車場を探すことに。


街の中心らしい方向に向かっていくと、「P Gare 12Frei」という電光掲示板を発見(駅のパーキングに空きが12ヶ所あるという意味)。案内板に沿って進んでいくと、地下の駐車場であることが判明!入り口にしっかりクレジットカード会社のマークが掲げられ、カードが使えることがすぐにわかりました。


幸い、出入りの激しい駐車場だったので、場所を探す間もなく、出て行く車に入れ替わって駐車。


やっとのことで車から開放され、急いで息子をベビーカーに乗せて観光開始!


駅の駐車場を選んだことで現在地もわかり、今来た道を戻れば観たい場所を順々に見れるはずでした。


アーレ川の中洲のような部分に中心街があるベルン。川に囲まれた砦のようになっていて、見晴らしのいい場所があちこちに点在します。


最初に「あの辺り、景色がよさそう」と、向かった場所は20段近い階段を下りなければならず、ベビーカーごと下りるのは気が引けたので、断念。


すると、それまで仏のようだった息子が愚図りだしました。「あそこに下りたい(あの階段を下りたい)!」と言い出したのです。


「急がないと景色もクマさんも見れないよ」と要求を却下したのが悪夢の始まり。


「あそこに下りたい」と繰り返していただけだったのが、泣き始め、叫びだし、ベビーカーの上で暴れだした息子。出生してから3年間、この“発作”がない日はありません。


この日は3時間車に拘束していただけに、ベビーカーに乗せないほうがよかったと思ったり、なんでそれを車中で済ませなかった?と息子を恨んだところで後の祭り。


どうすることもできず、エスカレートする息子をすごい剣幕で捲くし立ててしまって、更に逆効果。


ベルンまで来て何やってるんだ?と思いながら貴重な時間はどんどん過ぎていきます。


日常でこの“発作”が始まっても、こっちが譲ることはほとんどなく、勝手に泣き止むのを待ちますが、今回はそんな余裕はありません。


息子を落ち着かせるために、仕方なくさっきの階段に戻ることにしました。


Dscn5935

(写真右端のアーケードの向こう側にその階段)


暴れる息子を抱きかかえる旦那さんと、誰も乗っていないベビーカーを押す私。階段に着いて「見てごらん!あんたのわがままのために戻ってきたんだからね。」と怒りをぶつけると、更に泣き叫ぶ息子。


構えば構うほど泣き続けるので無視しながら景色を見ていたら、少しずつ落ち着いてきた息子。


Dscn5936

(背景にスイスの名峰群。息子のお陰で見れたということにしておきます。拡大してご覧あれ。)


観光再開。


10分ほど歩いて、街が一望できるという、大聖堂に到着。


大聖堂の上層部分が工事中だったものの、ヨーロッパではよくあること、とさほど気にしなかったら・・・


工事のせいで、展望台につながる階段が閉鎖中!一番楽しみにしていた景色がお預けになってしまいました。


悪運が付いてまわっていることをひしひしと感じながら、景色を諦めて前進。


次の目的は熊。


川の向こう側にいるらしい熊たち。方向は合っていたものの、断崖をなんとなく下りてしまって、もう一度150段くらいある階段を上るはめに。息子の機嫌が直っていたのが救いでした。


階段を上りきると・・・


なんと!一番最初に車を止めた場所に到着!橋の向こう側に目をやると、熊園らしきものが見えるではありませんか!


知らぬ間に一周していた私たち。


Bern_carte_de_ville_2


(ベルン中心部の地図。青い×印が最初のパーキング、黒い×印が最終的に駐車したパーキング、赤丸が熊園。黄緑の線が私たちが辿った熊園までのルート(P1→P2→遠回りで赤○へ)。)


最初の駐車場でスイスフランの小銭を持ち合わせていたら、そのまま熊園に行って、息子もご機嫌のまま観光できたかと思うと、準備不足を悔やんでも悔やみきれませんでした。



気を取り直して、熊園へ。


川岸の斜面に、毛並みのいい2匹のクマがいました。


Dscn5940


Dscn5937

(ひたすら食べ続けていたクマたち)


クマを見終わり「さぁそろそろ帰ろうか」と言って橋を渡っている間に日の入り。観光終了。


(時計塔の仕掛けは、仕掛けが始まる時間を見計らう余裕がなく、これもお預け。)


Dscn5938

(日の入り数分前。高い塔のような建物が工事中の大聖堂)




橋を渡りきって、駐車場までの帰り道(約40分間)に私たちを待ち構えていたのは・・・




スイスフランの脅威




分かっていたとはいえ、値段を見たり聞いたりする度に腰を抜かしました。


新聞(平日の日刊)2部と週刊誌1冊に1400円以上払い、パン屋のパンの値段がどれもフランスの3倍以上で手が出ず、オーガニックマルシェでキャベツ一玉と巨峰二房を買ったら「10スイスフラン(約千円)です」と言われ、スーパーでは全商品の値段に驚愕。夕食も持参すればよかったと悔やんだのは言うまでもありません。


極めつけは駐車料金。3時間で1400円!という、フランスでは絶対に有り得ない高額料金におののきました。ちなみに、最初の路上パーキングなら600円で済んだらしく(それでもフランスの倍以上する)、自業自得もここまできたら間抜け。


クマ以外は散々な観光と予想外の出費に財布も心も空っぽ。帰り道が思いのほかスムーズだったことに救われました。


夜9時半帰宅。


復路でちょっと寝たせいか、眠たくなさそうな息子。ドラえもんのDVDを見せると、登場人物がクマを恐れて逃げ惑うシーンが出てきて「僕はクマ怖くない!」と誇らしげ。私も旦那さんも疲れていたので、本当のことは教えず、「そうだねぇ、ぬいぐるみみたいだったもんね。」と返すに留まりました。


それから、どうでもいいことですが、ハロウィンの夜に図らずして留守をしてしまったので、仮装した子供たちに出会う機会はありませんでした。ベルンでは、ショーウィンドーも人々も、ハロウィンとは無縁の様相で、その日がハロウィンであることを私たちが忘れてしまうほどでした。


ベルンに行かず、お菓子を配るだけなら、どんなに平和だったろう・・・・・






20131031_173914

(黄昏3歳児、クマに夢中。暴れていたときとは別人・・・)







フォト
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ