書籍・雑誌

2014年8月22日 (金)

検索ワードに見るフランス社会

2014年ももうすぐ9月になろうとしていますが、「ça m'intéresse」という雑学月刊誌の8月号に、2013年度の“グーグル検索ワードランキング”が載っていました。



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正確には「ランキング」というよりは、検索の多いワードを8つ挙げてみたよ、といういい加減な記事なのですが、内容が興味深かったので掲載順に紹介します。



☆2013年 フランスグーグル検索ワードランキング☆ ↓


① 瘦せる方法
 
② ダウンロード
 
③ キスする
 
④ 妊娠する
 
⑤ 金持ちになるには?
 
⑥ Skyfallとは?
 
⑦ RTT
 
⑧ Thalassa ?


まず、2013年と言いながら、①から⑤まではまったく流行を感じさせないワードが独占していて、ここ数年とこの先数年のランキングは大して変わらないんじゃないかと思わせるところがとてもフランスらしいです。


そして、①から⑤のワードをフランス社会に当てはめてみると、上位を占める検索ワードがフランス社会の合わせ鏡であることがよくわかります。



肥満に悩むフランス人は年々増え
、映画館に行かずに違法ダウンロードで映画を見る人があとを絶たず、今も昔も恋多きフランス人たちはキスを研究し、ベビーブームはいつまでたっても終わらない。ついでに不況からも抜け出せないので一攫千金を夢見てネットにすがる。


ちなみに⑥の「Skyfall」は映画「007」の23作目とその主題歌。英語が苦手なフランス人たちが意味を調べるためにグーグルに殺到したようです。


⑦は「Réduction du temps de travail」の略で、週35時間以上働いてしまった場合の残業時間がある程度たまったら、別の日に半ドンにするなり、まとまった有給休暇をとることだそうです。一日でも多く休もうとするフランス人のバカンスに対する意地が垣間見えます(笑)


⑧の「Thalassa」は海を題材にした長寿ドキュメンタリー。来年は40周年を迎えるそうですが、何故検索されているのか、はっきりした理由は私にはわかりません。番組の進行役は番組と共に歳を重ね現在67歳。慣れ親しんだ人・物・事を大切にするフランス人の性質がこのワードに表れているのかもしれません。





2013年6月13日 (木)

スマーフとおやすみなさい

ここ最近の就寝前のお供↓





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日本では「スマーフ」というそうですが、原題は「SCHTROUMPFS」。


頑張ってカタカナにすると、「シュトロンフ」。12字中10字が子音の、フランス語というよりはドイツ語に近い名前です。(似た綴りで同じ発音の「靴下」という意味のドイツ語がある。)


1958年(!)以来連載が続く、老舗「B・D(バンドデシネ)」であり、作者はベルギー人のPeyo。その作者が、ある日のディナーで「塩を取って」と言おうとして「シュトロンフ取って」と言ってしまったのが、題名の由来。とっさに作った造語であり、意味はなし。1992年にPeyoが亡くなってから、息子を始めとする後継者が連載を続けています。


今私が読んでいるのが、先月出た最新刊31巻。全巻読んだわけではありませんが、読みきりなので話についていけないということは皆無。それどころか、題名を見ながら次を選ぶ楽しみがあります。


就寝前に読む理由は、なんと言っても「読みやすさ」。難しい単語はほとんど出てきません。更に、題名の由来をそのまま作品に生かし、スマーフの会話の一部が「シュトロンフ」に置き換えられていて、読者の想像におまかせしてあるのです。話の流れから、単語の意味を「なんとなく解釈する」だけでいいので、おやすみモードにぴったり。


シナリオも、子供でも理解できる分かりやすい内容。ですが、人の社会に対する皮肉が随所にちりばめられているので、大人の頭の中では奥深~くなる、という風刺の要素を持ち合わせています。(31巻では日本人の先祖が登場人物のモデルになっているような、ないような・・・)


「スマーフ」を読み始めたきっかけは、もちろん、我が家の文芸評論家である旦那さん。


スマーフを始めとするB・Dを読みながら育った旦那さんの、息子に対する継承活動に参加しているうちに、私まで虜になりました。


まだ「しゅとろんふ」と言えず、なぜか「ぷ・ち・が・ん」と言う息子ですが、いつか家族でスマーフ談話に花を咲かせられる日がくればいいな、と思っている今日この頃です。






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2013年4月12日 (金)

プチ白書 3

プチ白書プチ白書 2 のつづき


・・・とその前に、実はこのプチ白書、第三弾は書かずにフェードアウトしてしまおうかと思いました。


1と2は特に苦労なく書いたのに、3を書こうと思うとキーボードを叩く手が停止。それでもって、2の後、関係ない記事を書いてきたわけですが、写真を載せたからなのか、プチ白書より読まれてる!


それなら今後は写真を沢山載せて、楽な記事を書いていったほうが・・・という葛藤がありました。ですが、フランスに封印されていたはずの、私の中の完璧主義が復活してきて(最近、復活祭だったし(笑))、最後まで書くことにしました。

・・・・なんて、大袈裟に弁明してみましたが、要するに、基の記事を訳す作業が面倒だっただけです。はい。


しかも第三弾は、フランスと接点のない日本人が読んでも、ピンと来ない内容です。欧州諸国で囁かれているフランス人に対する固定観念、フランス人が同国人を揶揄するときに使うお決まりのテーマがほとんど、であることを予告しておきます。


ではさっそく・・・


「フランス人女性は脱毛しない」の答えは「ウソ」


解説:《これほど現実とかけ離れた偏見は、想像に難い。1999年の統計によると、10人中8人のフランス人女性が定期的に脱毛している。その割合は欧州一。この伝説の発端は何か。おそらく、1944年にフランスに上陸した米兵が、脱毛がブームになっていないことを垣間見たため。ただし、彼らは「極薄ストッキング」という、フランス人女性を脱毛に誘う説得手段を、持ち込んだ荷物に忍ばせていた。その後は脚はもちろん、脇の下、ビキニライン等々、フランス人女性にとって「ムダ毛」は嫌な思い出以外の何者でもない。》


またまた「米兵☆フランス人女性」にまつわる話。米兵なくして、現代のフランス人女性は語れない、という偏見を私のほうが持ってしまいそうです。それはそうと、フランス人女性、脚は脱毛・除毛してるかもしれませんが、そのほかの部分はほったらかしっぽい気がするなぁ。ヒゲ生えてるフランス人女性多いし。


お次、「抗鬱剤の消費量が世界一である」の答えは「ウソ」


解説:《長い間この悲しい記録を背負ってきたが、今はもう過去の話。2011年の8カ国を対象にした生命保険のアンケートによると、一位はスペイン、英国がそのすぐ後を追い、フランスは3位に留まっている。それでも、世界で最も悲観的な国民の座は維持したまま。》


気になるのは、解説の最後の文にある「悲観的な国民」の真意。もしかして、四六時中文句をタラタラ言う人が大多数を占めている=世界で最も悲観的な国民 ということですか?どちらにしても、正真正銘のうつ病患者は少なそう・・・あっ外国人には多いかも(爆)


次。「フランス人は外国語学の劣等生」、答えは「本当」


解説:《歴代フランス大統領の英語は、海外メディアの格好のネタ。ミッテランの英語は聞いたことがないし、シラクは強烈なフランス語訛りで、何とか話せていた程度。サルコジに関しては明らかにコンプレックスを持っていた。英語の質問に堂々と答えるオランドになってから、状況は改善されたと言ってよいが、問題は学生の外国語力。欧州委員会によると、フランスの高校生の外国語力は欧州14カ国中下から2番目。そんな状況を、国は見捨てているわけではない。2010年から、小学校で英語が必須科目になったし、Wall Street Institute などの語学学校は成功の一途を辿っていて、今後に成果に期待。》


ローマ字の言葉を、すべてカタカナに置き換える国で生まれ育った人間が批判できることではないかもしれませんが、フランス人が外国語が苦手なのは、「フランス語読み」と「フランス語訛り」のせいです。Manhattan(マンハッタン)を“マナタン”と発音するフランス人。自国語でHを発音しないからといって、外来語もすべてHを省略するのは、違うと思うのです。・・・という話をする度に身構えるうちの旦那さん。何度も言い争いに発展しました。そして私は諦めました。国民が数ヶ国語を話せる国は世界中にいくらでもあって、フランスも日本もそれが可能であれば、もう出来ているはず。二カ国とも、母国語ガラパゴスでやっていく運命にある、と私は思います。


次。「フランスは社会保障大国である」。答えは「本当でもありウソでもある」


解説:《健康保険、失業保険、年金、障害者保険、等々、わが国の世界における社会保障のレベルは、最も高い位置にあると言ってよい。ただ、それを国民が評価しているとは言い難い。2011年、79%のフランス人が、「社会保障が度を越していて、それを悪用している人が多すぎる」と思っていて、53%が、「本気で探せば仕事はみつかる」と失業者を批判している。しかし、社会保障の実際の統計順位を見てみると、計算方法によって結果は異なる。フランスの社会保障の支出は国民総生産の33%を占めていて、欧州2位の位置につけている(一位は33,4%のデンマーク)が、総人口に換算すると、10位にまで下がる。》


うちは旦那さんが公務員なので、そうではないフランス人より更に社会保障の恩恵を受けていて、このテーマに関しては何も言うことはありません。あっ、強いて言うなら、公務員にボーナスがないのは疑問です。公務員のボーナスに当てるはずの予算を、社会保障の充実に利用しているような気がしてなりません。日本の高校教師の平均年収を調べたら旦那さんの3倍ありました。フランスの教員は年がら年中、デモ行進してます。給料関連のデモがあれば、私も参加したいくらい。ちなみに、フランス公務員の実態は、改めて記事にする予定です。


次は「フランス人は金と金持ちを憎む」。答えは「本当」


解説:《76%のフランス人が「稼ぎたいと思って働いて、金持ちになることはいいこと」と思っていると同時に、「フランスでは、金持ちは良く思われていない」、「フランスでは、お金の話はしにくい」とも感じていて、矛盾している。この、金を拒絶する態度は、国家の長にまで及ぶ。1971年のEpinay会議における“汚す・殺す・腐らせる金”に対する、ミッテランの長い演説が思い出される。2007年には、まだ社会党の幹事長だったオランドが、「私は金持ち嫌いであることを公言します」と発言。》


先週の火曜日から、フランスのメディアを独占している「財務大臣辞任」のニュース。財務大臣が、スイスやシンガポールに銀行口座を隠し持っていたことが理由です。それだけ聞くと大したことなさそうですが、現在の政権は社会党。大統領のオランドは、金持ちに75%の所得税をかける、と言って当選。その「金持ち」の一人をよりによって財務大臣に任命してしまったこと、その大臣が「海外に口座はない」とウソをついていたこと、そのウソを大統領は知っていたかもしれないこと、などが騒動の原因。一度金持ちになってしまうと、庶民目線で物事を考えるのは相当難しいらしい。そこで提案:政治家の給料を庶民並にする。もちろんボーナスなし。それでも政治家を目指す人は、必然的に正直な人に限られていく。「金嫌い」なフランス人にピッタリ(笑)



以上、まだまだ訳していない「お題」は残ってますが、この辺でお開きにします。







2013年4月 6日 (土)

フランス人が自己評価-長所&短所



「プチ白書」の基にしている記事の中に、フランス人が自己評価したアンケート結果がありました。


Q、フランス人の主な長所は何だと思いますか?

  (以下回答が多かった8項目↓)

 1位 楽天的

 2位 美食家

 3位 寛容

 4位 創造性に富む

 5位 ロマンチック

 6位 エレガント

 7位 教養がある

 8位 セクシー


1位の「楽天的」はまさにその通りですが、時に短所にもなります。うちの旦那さん、楽天的すぎて、ここ10年で何度電車やバスに乗り遅れたかわかりません。しかも楽天的な人ってあまり反省しないので、同じ過ちを繰り返している気がします。一緒にいると心強いですが、結果がついてこなかったり、失敗したりするとただの迷惑。楽天的なのもほどほどにお願いします、旦那さん。


3位の「寛容」。これはいいことです。この寛容さに何度助けられたかわかりません。


8位・・・フランス人がセクシー??





Q、フランス人の主な短所は何だと思いますか?


 1位 文句を言う

 2位 愛国主義

 3位 厚かましい

 4位 保守的

 5位 差別主義

 6位 怠け者

 7位 不潔

 8位 ケチ


1位。「文句を言う」のが短所だと分かっているのに、文句を言い続け、不機嫌であり続けるフランス人。でもこれは、言いたいことが言える社会であることの裏返し、とか言うのは擁護しすぎですかね。


2位の愛国主義は「母国を愛する」といういい意味での愛国主義であることがほとんどなので、個人的に不愉快だと思うことはあまりありません。母国に誇りを持てるなんていいことです。


6位の怠け者はその通り。怠け者と頑張り屋さんの割合が日本と逆。



総括→楽天的だから、ケチで不潔で怠け者でも気にしない。その上思ったことは言いたい放題。


 

嗚呼羨ましい・・・













2013年4月 4日 (木)

プチ白書 2

プチ白書 のつづき


お題: 「フランス人は不潔である」  答え: 「ウソ」

12,5%のフランス人が未だにトイレから出た後、手を洗わないものの、全般的には状況は改善されていると言ってよい。1951年の雑誌「ELLE」の記事によると、37%のフランス人女性が1週間に一度しかお風呂に入らない(シャワーも含む)とされていたのが、現在総人口の71%が毎日シャワーを浴びるようになった。特にフランス人女性は毎日の身だしなみに平均46分かけている。それを上回るのはメキシコ人女性の48分のみ。


これは異議あり!!!潔癖症を代表して「昔に比べたら清潔になってきたが、他の先進国に比べるとまだまだ不潔」に勝手に修正。そもそも、毎日シャワーを浴びる=清潔、という基準が甘すぎ!「外から帰ってきて手を洗う」習慣が基本的にフランス人にはないし、手洗いを国が推奨するようになったのは最近だし、町のお肉屋さんはみんな素手で肉をベタベタ触ってるし、子供は落ちたものを平気で拾って食べるし、ベットの上にスリッパのまま、ひどい時は靴のまま寝転んだりするし。体さえ洗っておけばいいのではありませんよ、フランス人のみなさん。と声を大にして言いたいところですが、フランス人にこれ以上を求めるのは無理。そしてこのテーマをフランス人に自己評価させるのは無謀。


私と生活するようになって、一日に手を洗う回数が格段に増えた旦那さん。外でもその習慣を崩しませんが、周りが「不潔」だとどうしようもない状況に陥ることがあります。例えば、学校のトイレで同僚と鉢合わせすると、まだ向こうが手を洗っていないのに挨拶の握手を求められることがあるそうです。子供ならともかく、大人に「手、洗ってませんよね」なんて言えませんから、仕方なく握手。その上、結局手を洗わずにトイレを後にする同僚が多いそうです。その手で共同のパソコンやコピー機を触って、教室のドアノブも触って・・・(怖)生徒もまた然り。フランス人の不潔習慣は手に負えないのです。


気を取り直して次。「不機嫌が生活の一部と化している」の答えは「本当」。

2007年の観光省の統計によると、パリ人に対する主な不満は「時に攻撃的にもなる、人をさげすむ態度」。93%のフランス人が、「フランス人は文句をタラタラ言う」と認めているが、「常に不機嫌」を自認しているのはたったの37%。


これは「人の振り見て我が振りなおせ」が実行できていない悪い例です。私は渡仏十数年経った今でも、スーパーのレジは客が少ないところではなく、「まともそうな店員さん」を探して並びます。スーパーでこれですから、初めて入る小売店なんかは、かなり気合を入れて店に入ります。一度不愉快にさせられたところには二度と行かないようにしますが、郵便局なんかはそういうわけにはいきません。うちの町にも、四六時中不機嫌で人当たりの悪い郵便局員が一人います。こちらは局員を選べないので、これから「被害者」になることを受け入れる心の準備をします。その人に当たれば平穏なやりとりのために、こちらの全てをつくし、他の局員に当たったときは、何かに当選したかのような喜びと、心の開放感を味わいます。

それとは別に、店員が最低なのに商品が魅力的な場合、行く度に軽蔑されながら、こちらが折れずにいると少しずつですが、友好的になってきます。相手も一応人間ですからそれなりの情は持ち合わせています。笑顔を引き出せばこちらの勝ちです。でもこの方法は店に入る度に気力を消耗するので、子育てと主婦業で手一杯の私はこのところ実行していません。最近は店を「却下」するだけで精一杯。


不機嫌なフランス人のことを考えて気分が悪くなってきましたが、また気を取り直して、次。


「フランス人女性は尻軽である」 答え「本当」

フランス人女性に限ったことではない。40年代に米兵が、フランス人女性をチョコレートやタバコで簡単に「釣れる」素行に驚いていたのは昔の話。現在10%のフランス人、イタリア人、スペイン人女性が過去に浮気の経験があると認めている。アメリカのある統計では23%のアメリカ人男性、19%のアメリカ人女性が不倫した・またはしていると告白。


フランス人女性が尻軽なのは、フランス人男性が暇さえあれば口説く結果だと思いますが、いかがでしょうか、在仏日本人女性のみなさん。


次は「フランス人は外国人嫌いである」。答えは「本当」。

外国人を嫌う傾向にあるフランス人は年々増えており、2011年のアンケートでは56%のフランス人が「フランスには移民が多すぎる」と懸念している。今年の一月には70%のフランス人が「外国人が多すぎる」と回答。フランス人の外国人嫌いを揶揄するのは今に始まったことではない。


外国人の私が言うのもなんですがフランスのどこにいても、移民・外国人(っぽい人)が多いなぁ、と実感します。田舎でもそう思うので、都会だと移民・外国人のほうが多いような錯覚に陥ります(実際にそうだったりして)。サッカーのPSGはカタールに買収されたし、外を歩けば移民だらけだし、それで危機感を感じないほうがおかしいわけで、実際には「移民・外国人が多い」と思っているだけで、毛嫌いしているフランス人は稀です(たぶん)。世界中のもっともっと排他的な国に比べたら、フランス人の移民に対する気持ちなんて可愛いもんです。


お次。「フランスは長寿国である」の答えは「本当」

フランスは平均寿命81歳6ヶ月で世界4位につけている。日本やイタリアには及ばないものの、ドイツ、アメリカの前を行く。一方、平均健康寿命は下がっている。2008年から2010年の間に、男性62,7歳→61,9歳 女性64,6歳→63,5歳 に悪化。


「健康寿命」の統計なんてあるんですねぇ。ちなみに2010年の日本人の平均健康寿命は男性が70.42歳で、女性は73.62歳だったそうです。フランス人より10年も健康。それはそうと、60代前半で健康な身体とお別れって、ちょっと悲しい。60歳から80歳の20年近くを健康上の不都合を抱えて生活するのは厳しいです。



                                  つづく






2013年4月 2日 (火)

プチ白書

先週、ある雑誌で面白い記事を見つけました。


Ça m'intéresse(それ、気になる)」という雑誌の4月号にある、「Les Français pour de vrai !(真のフランス人!)」という記事。


6ページに渡って、27の「フランス(人)といえば○○」というステレオタイプな題目に「ウソ」「本当」形式で解説した記事です。


例えば、「フランスは)チーズ天国である」というお題の答えは、「ウソ」。


理由は・・・


チーズを最も消費しているのはギリシャ人で、年間一人当たり28kg(!)。フランスはそれに続いて多く、年間一人当たり23kg。そして、生産量もアメリカの年500万㌧に及ばず190万㌧。フランスと言えばチーズというのはどこから来ているのか?それは1000種類あるチーズのバリエーションのせいかもしれない。

・・・という具合。

消費量も生産量もトップに君臨してないのに、フランスのチーズがギリシャやアメリカのそれより有名なのはイメージばかり一人歩きしてるから。だから「チーズ天国」とは言えない、ということらしい。どちらも2位なら、チーズで有名なのは当然だと思いますが、トップじゃないと胸を張れない、なんて評価が厳しすぎませんかね。



では、さっそく次のお題:「フランスは美食の国である」。答えは「本当・・・でも以前ほどではない」。


81%のフランス人が、料理をする(自炊する)。フランス料理がユネスコの無形文化遺産に登録された。それとは裏腹にマクドナルドの売り上げがドイツの次に多い。2009年、人口の14,9%が肥満であった。「高級料理」と言えば、148の-ミシュラン-二ツ星・三ツ星レストランがある日本。フランスは109軒に留まる。・・・だそうです。

ミシュランのレストランで食べたことないので説得力はありませんが、和食はフレンチを超えている、と私も思います。それにしても、日本に対して負けを認めたけど、このお題の答えは「本当」って、チーズの話に比べて評価基準ががた落ちした感が否めません。「ウソ」と「本当」の基準がよくわからない・・・。


記事の書き方までフランスっぽくしてある、と理解しておきましょう。



お次。「パンのない食卓、クロワッサンのない朝食はありえない」の答えは、「ウソでもあり、本当でもある」。


95%のフランス人が少なくとも一日一回、パンを食する。ただし、パンの消費量はどんどん減っていて、1900年には328kgもあった年間一人当たりの消費量が、現在たったの56kg。今最もパンを消費しているのはモロッコ人で、年間一人当たり185kg。クロワッサンに関しては、フランス人の朝食の主役とはお世辞にも言えない状況。たった14%のフランス人が毎朝クロワッサンをほおばっているだけで、一番多い朝食はパンにバターなどを塗ったありふれたもの。


うちの旦那さんはクロワッサンどころか、パンもほとんど食べません。別に私が和食しか作らないとかいうわけでもなく、パンをテーブルに置いても、こっちが勧めるまで手をつけません。聞くと、子供の頃からパンはあまり食べなかったそうです。ちなみに朝食は牛乳とシリアル。フランス全体のパンの消費量が減っているのは、日本のお米の消費量が減っているのと同じ現象ですね、きっと。



次。「フランス人はワインを愛してやまない」の答えは「ウソ」。


定期的にワインを飲む消費者が1980年から減り続け、現在たったの17%。年間一人当たり53リットル飲むルクセンブルク人が消費量トップ。2012年には、とうとうワインの生産国第一位の座をイタリアに奪われた。

これは意外。旦那さんも私もお酒を飲まないので、フランスのワインを取り巻く状況がこんなに堕落していたなんて知りませんでした。



次は、「フランス人女性は優雅さ(おしゃれ)の頂点に君臨する」。答えは「本当」。


海外で維持し続けているフランス人女性の肯定的なイメージ。2012年の12000人の旅行者を対象にしたアンケート結果によると、フランス人女性は、イタリア、スペイン、英国女性を差し置いて「世界で最も優雅な国籍」のトップに躍り出た。年間平均407€の出費に留まるドイツ人女性に対して、フランス人女性は服装に年間平均602€使っている。34%のフランス人女性はバーゲンでしか服を買わない。


私も、フランス人は女性に限らず自分に似合うスタイルを知っていてセンスがいい(人が多い)、と思います。余談ですが、オーストリアから久しぶりにフランスに行ったときにセンスの違いに衝撃を受けました。国境を越えただけで違いが歴然だったのにも驚いたけど、オーストリアのセンスのほうに慣れつつあった自分の目にもびっくり。



                                    つづく

2013年3月 1日 (金)

女性の味方


今週の「ELLE」




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3つとも今週の本家本元「ELLE」です。


表紙が選べます。



最新ファッション特集、400ページ、気合入ってます。



ここで、フランスELLEの特徴のおさらい


① 週刊誌である

② 2ユーロ(240円くらい)とお手頃

③ 1945年創刊

④ フェミニストの姿勢を全面に出している

⑤ 購読者層が幅広い



日本のELLEとはだいぶ違う。



特に④の女性関連の記事は毎回欠かさず載っているのが特徴です。

ミャンマーのスーチーさんのような、女性として、女性であるがために
理不尽な状況に置かれた人の動向に、とてつもなく敏感。


でも週刊誌なので有名人のゴシップも欠かしません。


そしてこれまた週刊誌のためなのか、内容が適当なことがよくあります。



今回のELLE。

パリ市長候補者の女性、フランス軍が介入したマリの女性たち、
サウジアラビアの王室顧問を務める女性、についてのフェミニストな記事は
あるものの、ページをめくっていくと一番目に付くのが広告。


400ページのほとんどが広告。



高級ブランドはもちろん、スーパー(Carrefour)のブランドまで様々。



ファッション特集ならぬ、広告特集。



まぁ、広告も最新ファッションの一つだから仕方ないとはいえ、
いくらなんでも多すぎる。


しかもこれだけ膨大な数の広告収入があるはずなのに、
いつもより50セント上乗せ。


大御所ELLEも不況には勝てず。






















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