育児

2014年7月30日 (水)

卒乳(乳離れ)の世界平均は4歳2ヶ月 

先日、息子が4歳になりました。


4歳と聞いて思い浮かぶのは・・・4,2歳


42歳ではありません、4歳と2ヶ月です。


この年齢は、WHOとユニセフが公表している卒乳の世界平均です。


この平均を意識しているわけではありませんが・・・











この度4歳になった息子も、未だに哺乳しています。








信じられない人もいると思うので、わかりやすく言い直します。





4歳の息子は、まだ母乳を飲んでいます。





冗談ではありません。


さすがに4歳ともなると朝と夜の二回飲む程度ですが、それでも4年間毎日飲み続けています。


国レベルで授乳を推奨しているオーストリアで出産したことが、私の育児方針を決定付けました。


母乳育児をするのが当たり前の環境におかれ、授乳のエキスパートを隣人に持ち、日本人の助産師さんが運営する母乳育児応援サイト「最強母乳外来」に出会い、気がついたら母乳育児にひた走っていました。


息子の母乳に対する執着が途絶えたことは一度もなく、それに一生懸命付き合っていたら4年がたっていたのです。


母乳育児というのは推進国においては「いいこと尽くし」と言われることがほとんどですが、それは子供にとってであって、与えている側は試行錯誤や我慢の連続を強いられるばかりだったりします。


特に私の場合はアトピー体質なので、息子が一歳半くらいまでは傍から見れば地獄のような日々を送っていました。


今思い起こしてみても、どんな根性持ってたんだ?と自分でも信じられませんが、母性本能の為せる業だったのでしょう、止めたいと思いながら続ける自分がいました。


息子の母乳に対する執着が強すぎて、断乳を想像することすら難しい状況にあったから、ということもあるかもしれません。


母乳育児が見違えるように楽になったのは、息子が1歳半を過ぎた頃。今までの辛さが嘘のように楽になり、心から「続けてきて良かった」と思えるようになりました。


魔の2歳児の頃は母乳が大活躍。何で泣いているのかさっぱり分からないとき、いつまでたっても泣き止まないときに幾度となく母乳に助けられました。


今は栄養としての役割はほぼ終わり、息子にとっての母乳は精神安定剤そのもの。


これからは、残りの授乳があと一日でも一年でも、息子に「もういらない」と言われる日が来るまで母乳育児を全うしたいと思っています。



さて、冒頭の卒乳の世界平均年齢の話に戻しますが、平均が4,2歳ということは、日本のように一歳になったら断乳するのが当たり前の国もあれば、5歳、6歳まで哺乳している子供も世界を見渡せば沢山いることになります。


日本人にとっては4,2歳でも授乳するには大きすぎるのに、6歳とか、もしかしたら小学校高学年まで飲んでいる子供もいるかもしれないなんて考えられない人がほとんどだと思います。


ただここで一つ、日本人に(できればフランス人にも)知っておいてほしいことがあります。





それは・・・






日本人(とくに団塊の世代)が信じて止まない1歳が卒乳の目安”というのは単なる迷信だということ。







ミルクメーカーや離乳食メーカーが広めたであろう、“1歳を過ぎたら母乳には栄養がなくなる”という根拠のない触れ込みを、日本人はこともあろうに、半世紀近く信じ続けているのです。(こんなところにも経済優先社会の片鱗が!)


もちろん、1歳前に自然卒乳してしまう子もいますが1歳で無理に断乳する必要は一切ありません(ダジャレではありません 笑)


母乳は血液から作られるので、その母乳に含まれる栄養は、子供が1歳でも4歳でもほとんど変わらないのです。


まだまだ栄養にも免疫力の素にもなるのに、1歳で止めてしまうなんてもったいなさすぎます!(授乳の楽しさを知るまで1年半もかかった私にしてみれば尚更!)


時期にとらわれることなく自然に授乳していたら4年はあっという間に過ぎてしまいます。


オーストリアにはそうして5歳、6歳まで授乳しているママたちが近所に沢山いました。


さすがに小学校高学年まで授乳するのは私でもどうかと思いますが、4歳まで授乳してきた今、6歳、7歳まで母乳に執着する子供がいてもおかしいとは思いません。


ただし、世間の常識は日本もフランスも授乳に否定的であって、特にワーキングマザーがほとんどのフランスにおいては“授乳は過去のもの”と捉えられている感があります。


世界各国にあるレーチェリーグという母乳育児支援団体が、オーストリアには一万人規模の町に存在するのに、フランスにはパリにしかないと言えば、フランスにおける母乳育児がどれほど衰退しているかがわかってもらえるでしょう。


一年以上授乳したら驚かれるフランスにいて、4年以上授乳している私は誰がどう見ても世間のはみ出し者。


個人を尊重する国とはいえ、こればかりはなかなか知人や近所の人に打ち明けられず、ましてや授乳の良さを説いたところで誰も耳を貸してくれないとなると、孤独を感じずにはいられません。


日本では授乳が見直されてきたという話も聞きますが、理解者に出合えたとしても普段は肩身の狭い思いをしている人がほとんどだと思います。 


日本やフランスの卒乳平均が4,2歳になるのは夢のまた夢ですが、1人でも多くの人に母乳育児の本当のところ(4歳まで授乳するのはおかしいことではないこと)を知ってもらえれば、そして母乳育児を続けていいものか迷っている母親の励みになれば、と記事にした次第です。






※ 以下、「4歳まで授乳とか気持ち悪っ!」と思ってしまった人に読んでもらいたいリンクを貼っておきます(笑)是非ご一読を~
 
『母乳は4歳まで飲ませた方が子供の健康に良い!母乳・授乳は免疫力を上げる効果、抗酸化作用、老化防止作用も!』 ↓
 
 
 
『多分一番円満にフィナーレを迎えられる卒乳・自然卒乳』 ↓
 
http://bonyuugairaitosyokan.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-ea92.html


『母乳を2歳以上まであげるべき4つの理由』 WHOのガイドライン ↓


http://rikei-ikuji.com/?p=4814




2013年12月 2日 (月)

細胞分裂と生き物と3歳児の心

ここ最近幼稚園で、何かに取り付かれたように、細胞分裂のような絵を描いてくる息子 ↓



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(左側にある「きつね」に見える絵は気のせいではなくて、本当に「きつね」を描いたと言っていました。でもここ2週間で、この「きつね」以外は全て「細胞分裂」なのです。) 




3歳にして、自分のスタイルを確立してしまったのかと思いきや、




家ではひたすら「生き物」を描いています ↓








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さすがに、「幼稚園ではまだまだ細胞分裂の段階にあるけど、家では自我が完全に芽生えてるよ」とか、「みんなが同じように扱われる集団生活と自己主張の強い私生活の違いだよ」、なんていう意味ではないとは思いますが、「描き分ける」理由はそれなりにありそうで、ちょっと怖い気もします。


ためしに、「幼稚園で人の絵描いてきて。」と頼んだら「ノンノンノ~ン!」と真剣に拒否されました。


なんで??








2013年10月19日 (土)

初めての習い事 ―11歳編―

数日前、フランスの平等な習い事事情に触れました。


平等とはいえ、何事にも例外はあって、習い事に有りつけない子供がいないわけではありません。


私が個人的に知っているのは2名。


そのうち、うちの近所で、小学校高学年になっても習い事にありついたことがない子供はただ一人。


それは、このブログに何度か登場している、隣人セバスチャン(11歳)。


本人は何か習いたいのに、いわゆる「家庭の事情」が立ちはだかり、実現したことはありません。


一昨年、ルウのママがそれを打開しようとしたことがありました。


サッカークラブの申請書類を集めて、あとはセバスチャンの親が記入するだけ、というところまで努力したそうです。


でもその書類がサッカークラブに戻ることはありませんでした。


そして今年度、うちの息子がバスケットボールを始めると聞いて、「僕もやりたい」と親にせがんだセバスチャン。


9月はずっと「お試し期間中」なので、授業料を払わずして練習に参加できます。


そんなチャンスを逃すわけにはいかない、と初日の練習にセバスチャンを連れて行きました。


母親は勤務中でしたが、父親は頑なに同行を拒否。


体育館に到着して、登録の詳細を聞いて、今年も無理な予感がしました。


年会費120ユーロに、専用のシューズ、ユニフォームをすべて揃える必要がありました。(ベビーバスケットとは、意気込みが違う)


年会費を町が半額返してくれたとしても、専用シューズをセバスチャンの親に買わせるのは至難の業。


やっぱりセバスチャンは習い事と無縁のまま大人になってしまうのか。


諦めかけたある日、文化センターの冊子を見ていると、“こどもチェス教室”という文字が目に入りました。


夏休みに旦那さんからチェスを教わり、それなりに対戦できるようになっていたセバスチャン。


要は年会費の額。さっそく電話で聞いてみると「15ユーロです。」という返事。


“教室”と言っても、週一回チェス好きの子供が集まって対戦し、時々大人が口を挟む程度なので、この値段なんだとか。


初めての習い事に王手がかかった瞬間でした。


ルウのママ同様、申請用紙を揃えてセバスチャンの両親に交渉。


まったく乗り気でない父親の横で、母親が興味を示しました。


「明日自分で費用を払いに行く」という母親。


翌日、母親に会うと、「受付の人が知り合いだったから、更に値引きしてくれた」と上機嫌。


そういえば、「低所得者割引」の項目が実際にありました。どのくらい割引になるのか書かれておらず、母親も詳細には触れず。


そんなことよりも、生まれて初めて習い事を手中に収めたセバスチャン。


我が家も、実の息子のことのように喜びました。


提案した責任をとって、旦那さんが送り迎えを担当。セバスチャンの両親に任せて、「今日は休め」なんて言い出して、結局通えなくなるよりはマシです。


4回通って、1勝11敗と惨敗中らしいセバスチャン。


チェス教室に通えることが決まって、彼が思わず口にした言葉が忘れられません。


「ぼく、世界チャンピオンになる!」


夢は大きいほうがいい。


今は勝ち負けにこだわらず、初心を忘れずに通い続けてくれることを願っています。









2013年10月11日 (金)

はじめての習い事 ―3歳編―

息子がバスケットボールを始めました。


通い始めてかれこれ一ヶ月になりますが、その間にバスケフランス代表が欧州選手権で優勝。


優勝以来、ミーハーな親だと捉えられがちなのが腑に落ちませんが、そんなことはいざ知らず、初めての習い事を楽しんでいる息子。親がずっと側で見ていることもあって、嫌がらずに通っています。


週一時間たらずの“練習”ですが、小さいころから体育会系の精神に触れるのは大事だと思う今日この頃。


特にフランスは、学校のクラブ活動が皆無であって、習い事をしなければ学校の授業だけで義務教育終了。団結力や協調性を養う機会の少なさが、今のフランス人の身勝手さの基になっている気がしなくもありません。


せっかく日本人の血が流れてるのに、旦那さんの生徒たちのようになってしまっては残念。今のうちに秩序のある人間の基盤を、ということで登録したわけですが、私たちの背中を押したもう一つの理由は、授業料のお手頃さ。


9月から6月末まで通って、年間授業料たったの80ユーロ。その上、申請すれば、町が半額返してくれるというから、実質なんと40ユーロ。


月謝にして4ユーロ、日割り1ユーロ


バカンス中は練習がなさそうなので、もう少し高いかもしれませんが、それでも激安であることに変わりはなし。


これは町主催であることが成せる業で、バスケ以外にもサッカーはもちろん、ハンドボール、ラグビー、テニス、陸上、ダンス、等々、子供たちに与えられる選択肢は無限大。町のカルチャーセンターには文科系の習い事があって、大人も子供も参加できる講座が沢山あります。


授業料に躊躇することなく子供に習い事をさせることが可能なのは、さすが、平等を標語に掲げるフランスならでは。町全体、更には国全体で子供を育てようとしているのが、ひしひしと伝わってきます。


そんなわけで、今年もバスケットボール教室は大盛況。3歳から7歳くらいまでの子供たちが、50人近く登録しました。体育館には収まりきらず、息子のグループが地下のトレーニング室に追いやられるほど。


息子のグループは、2009年と2010年生まれの集まり。教室が始まって一ヶ月、と最初に書きましたが、3歳から受け入れていることもあり、最初の数週間はメンバーが毎回入れ替わり、数が定まりませんでした。子供が泣きやまずに諦める親がいたり、3週間目に堂々と遅れて登録したり、ただ単に時々休んだり・・・。


そんなこんなで迎えた一ヶ月目、これで定着か?と思われるメンバーをみたら、なんと8人中3人がアジア系!うちの息子以外に、中国系とフランスのハーフだと思われる女の子と、東南アジアから養子として連れてこられたらしい男の子。


この町の日本人は私と息子だけですが、その他のアジア人も滅多に見かけません。アジア系の幼児が少なくともあと二人いたとは意外でした。


今からスポーツ精神を身に付けて、純粋仏人をしのぐ素敵なフランス人になりましょう♪





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他の子の様子に見とれる3歳児(10番のユニフォーム)。良くも悪くもマイペース。家とは違う一面が見れて面白い。





2013年9月29日 (日)

ファッション・ヴィクティムにならないで!

フランスの幼稚園に制服はありません。


制服が無いので、指定の鞄や靴なども通常はありません。


なので、子供の身なりはすべて親任せ。


親が選んだものは着ない、なんていう反抗期やら思春期は小学校高学年くらいに始まることなので、我が家にはまだまだ先の話。



・・・・だと思い込んでいた私が馬鹿でした。


ある日の朝、息子が泣きそうな顔で訴えてきました。


「・・・Je veux pas ce sac(このカバン嫌)」


「なんで?」と聞いても、このフレーズを口にし続けるだけで、理由を言わない(言えない)息子。


どんな鞄かというと、単なるベージュの手提げかばん。旦那さんがオーストリアの中高一貫校でもらった、ごくごくシンプルな手提げかばん。これ以上平凡で地味な鞄はありません。


でも、わかってしまいました。


息子がその手提げかばんを嫌がる理由、それは、「みんなと違うから。」


入園にあたって、鞄に関しては何の決まりごともないはずなのに、息子以外全員が、キャラクターがプリントされたり刺繍がしてある、カラフルな子供用のリュックを持っていたのです。


息子の送り迎えは、車か自転車。息子が鞄を手にするのは幼稚園に着いてからであり、リュックを背負う機会がなく、手提げ鞄のほうが便利だったりします。息子のかばんが他の園児と違うことは初日から気づいていましたが、保母さんが区別しやすいという利点もあるし、問題ないものと見なしていました。


服を着る行為を嫌がることはあっても、服の種類を嫌がることはない息子。鞄も、持たせたものは素直に持ち続けるものだと思っていました。幼稚園に通わず、集団行動と無縁の生活をしていれば、嫌がることはなかったはず。


「オリジナリティは大事」とか「人と違うからこそ美しい」とか「地味なのに目立つなんて奇跡」などと言ったところで3歳児には意味不明。何をどう説得したらいいんだろう?と考えているうちに、息子の方はどんどん確信に向かっていきます。


平和に登園していたはずの息子が、園の門の前で「このかばんいや~!!!」と泣き出すようになってしまったのです。


こうなったら園長先生や保母さんに息子の手提げ鞄を褒めてもらおう、と思いつきましたが、そんな時に限って、皆忙しそうで相手にしてもらえず。


そして決断しました。息子が鞄のせいで再び泣き出すようになって3日目、「新しいかばん買うから、あと2,3日はこのかばんで我慢して。」と息子に耳打ち。


息子の駄々に根負けして子供用のリュックを探すことにしたわけですが、一つだけ譲れない点がありました。それは、キャラクターものだけは勘弁、ということ。デザインがまともなら構いません。でも大型スーパーで見かける子供用のリュックは、ダサい。そして田舎くさい。息子がどんなにほしがろうと、これだけは絶対に買い与えないと、決めていました。


というわけで、残った購入場所は近所の子供服店。


その日は金曜日。家から一番近い子供服の店に急行して、「3歳児が使えるリュックはありますか?」と聞くと、「名前の刺繍をオーダーするリュックならありますよ。でも今日注文しても届くのは火曜日です。」と言う店員さん。「名前は要らないんで、もっと早く手に入りませんか?」と焦る私に「店にあるかばんは全部見本で名前入りしかありません。」とあしらう店員。相変わらず融通利かない!と思いながら「じゃぁ考えます。」と店を後にしました。


その店以外にも子供服関連のお店はありましたが、骨折り損な気がして帰宅。帰宅途中「ネットで注文したほうが速いんじゃないか?」ということを思いついて、検索開始。


「sac à doc enfant(リュックサック 子供)」で検索すると、偶然、「sac à dos coton bio(リュックサック オーガニックコットン)」という文字が目に飛び込んできました。迷わずクリックすると・・・


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あるわあるわ。エコなメッセージ入りの、2~6歳用のリュック(↑写真はその一部)。「coq en pâte」というエコブランドのリュック。これ以上理想的なリュックは他にありません。お昼に帰宅した息子に、クジラの絵がプリントされたリュックの写真を見せると、「Oui !!! Je veux ça !!!(これ欲しい!!!)」と、予想以上に乗り気な息子。旦那さんにも一応電話で了解を得て、さっそく注文。


“土曜日に手配して、月曜日にお届け”というのを密かに期待しましたが、やはりここはフランス。土日はしっかりお休みでした(笑)長~い週末が過ぎ、注文してから4日後に追跡番号のお知らせが届いて、5日目の朝に小包到着。


息子の小さな背中にぴったりの、シンプルなリュック。真っ青な色は、他の園児の鞄にしっかり溶け込むに違いありません。「あぁ、もう明日から鞄のせいで泣くことはないんだ」と思うと、肩の荷が下りました。



・・・・ところが!


その翌日にも試練が待っていました。



新しい鞄を持って喜んで登園し、帰宅した息子が言いました。「Je veux pas ce sac(このかばん嫌)・・・」


??


聞き間違いかと思い、「え?どの鞄?」と聞き直す私に、「JE VEUX PAS CE SAC !!」と一単語ずつしっかり発音しながら新しい鞄を指差す息子。


今回ばかりは、理由なんてどうでもいい。「せっかく新しく買ったのに、なんでそんなこと言うの?昨日は喜んでたくせに。誰かに何か言われたの?そうだとしても、その人達は正しいとは限らないからね。自分がいいと思えばそれでいいの。」と、できるだけわかりやすく、言い聞かせました。


「誰かに何か言われた」のあたりで、ハッっと驚いた様子だったので、本当に他の園児が何か言ったのかもしれません。でも例えそうだとしても、息子が周りに振り回されるのも、私が息子に振り回されるのももううんざり。


結局、新しい鞄を園長先生に褒めてもらう作戦で、事なきを得ましたが、手提げ鞄を褒めてもらっていたら、泣き止んで持ち続けたのかどうなのか・・・。



本当に鞄が嫌だったのか、幼稚園に行かないための口実だったのかさえハッキリしない今回の“騒動”。一つ言えるのは、これからも身なりに指定の無い学校生活は続いていくわけで、幼稚園の年少組から気にしていては、息子も私も神経が持たないということ。


近所の子供たちを見ていても、流行りに流されている子とそうでない子がいて、考えさせられます。


周りに左右されずに我が道を行ってほしいのは山々ですが、子供のうちは難しい、そんな気がしてきました。


そして、この煩わしさを無くす唯一の方法が制服なんだ、と今頃になって気づいた日本人の私です。







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新しいリュック。「Cétacé」は鯨目と言う意味の「Cétacés」と「C'est assez(もう、うんざり)」をかけたダジャレ。Dégaze ailleurs=石油汚染は他でやれ(意訳)。幼稚園卒業までに、これらの意味を理解させるのが目標(爆)



2013年9月21日 (土)

シラミが入園!!!

こんなに早くやって来るとは思いませんでした。


おととい、息子の幼稚園の連絡帳を開いたら・・・


「残念ながら、シラミも園児達同様に入園してしまいました・・・園児の髪を点検し、必要があれば適切に処置してください。近いうちに、学校専門の保険委員が検診に来ます。結果によっては保護者を呼び出します。子供が一日中頭を掻いていては、勉強もはかどりません。子供のことを思ってください。」


というショッキングな内容の紙切れが貼ってあるではありませんか。


最初、我が息子のことかと思って、ドキッとしました。毎日授乳中に観察しているので、絶対に息子ではないのに、わざわざじっくり髪をかき分けて点検してしまいました。そして、直接自分に宛てられたわけでもないのに、頭が痒くなりました。


旦那さんが帰宅して連絡帳を見せると、「あー。もう?」と、他人事。「え~!まじで?!誰だよ、初っ端から!」くらいの反応を待っていただけに、拍子抜け。やっぱりフランスの学校では「シラミ」は付き物であって、だれも驚かないらしい。


わたしが、ショックを隠せずにいると、旦那さんが言いました。


「それって事実じゃなくて、予防策かもしれないよ。」


なるほど、それなら納得できる。でも、そうと決まったわけではないので、次の日園長先生に聞いてみました。


「本当に、シラミも「入園」したのでしょうか?」


園長先生 「そうよ。いっぱいいるわ。“うちの子にまでシラミが湧いた”って、文句を言う親御さんも沢山いるの。私だって、何度感染したかわかりゃしない。あんまりひどいから、保険委員会に相談したのよ。」


まじですか。


いっぱいいる、ってあんた・・・感染源は複数ということなのか、感染している園児一人の感染力が絶大なのか・・・


そういえば、知り合いがこんなことを言っていました。「近くに寄らなくてもシラミがピョンピョン飛び跳ねてるのが見えるほど、湧きに湧いている園児がいて、園が何度注意しても親が何もしないから、他のすべての園児に感染したことがある。」


これはやはり、湧かないようにする予防策が不可欠。聞く耳を持たない親がいることを前提にした対策、それはただ一つ。


園が園児の頭を洗う


そして乾かす。(←これ大事。フランスはどうも自然乾燥派が多い)


どうでしょう?本当に根絶するには、これしかありません。


一週間に一度洗髪の日を設けて、タオルは各自持参(タオルを共有して感染しては元も子もない)。そして、無職の親(主婦も含)が全員応援に駆けつける。



・・・・とまぁ、この案は、手間・時間・費用がかかり過ぎると却下されることは目に見えていますが、なんでもいいから何か手を打たないと、シラミは園に留まり続けます。いや、「留まる」と書いて気づきましたが、シラミは毎年入園するのではなくて、幼稚園に何年も何十年も常駐しているのかもしれません。


幼稚園の入園資格は、昼間のオムツが取れていること。ならばついでに、「シラミが湧いていないこと」も条件にするとか、「シラミが湧いたら、根絶するまで欠席させる」という規則を作るのもいいかも。


どちらにせよ、息子が大学卒業するまでにシラミが湧かなかったら、奇跡としか言いようが無い、そんな気がしてきました。








2013年9月13日 (金)

母乳に取って代わる物

息子が幼稚園に通い始めて10日が経ちました。


最初の数日間は、幼稚園に到着する度に号泣していた息子。


初日こそ、年少組の半分以上が泣いていたそうですが、4日目ともなると、泣き続けるのは息子だけ。


それを見ている園長先生が言いました。


「Doudou(ドゥドゥ)があれば、ちょっとはましになったりするんだけどねぇ。」


Doudouとは、フランスの幼児が肌身離さず持っている、「平たいぬいぐるみ」↓


Doudous




Doudouを持っている幼児にとって、それは無くてはならないもの。これプラス「おしゃぶり」を、3歳、時には4歳まで手放さない子供もいます。


生まれてからずっと母乳一筋の息子にとって、無くてはならないものは母乳。おしゃぶりは嫌がり、Doudouも必要なく、フランスではちょっと浮いた存在です。


歴史で見ると、Doudouやおしゃぶりが母乳に取って代わったわけで、母乳に執着するほうが自然なはずですが、産後数ヶ月で仕事を再開する女性が多いフランスでは、ミルク一辺倒が大多数を占めていて、仕事と母乳育児を両立できても、数ヵ月後に、ミルク・Doudou・おしゃぶりに「執着権」を委任して、母乳はお役放免。


Doudouやおしゃぶりが市民権を得るフランスにおいて、完全母乳育児を続ける私も、哺乳し続ける息子も、超が付く少数派なわけです。


それを踏まえた上で、園長先生に言ってみました。


「ずっと授乳しているので、息子はDoudouもおしゃぶりも持っていません。」


すると、「あら、いいことじゃない。」と予想外の嬉しい反応。さすが園長先生、子供に良いことをわかっていらっしゃる。


とは言え、このまま息子が泣き続けるなら、何か対策を取ったほうがよさそう。


ということで、考え付いたのが、次回も泣いたら、その次は息子のお気に入りの「ウルトラマン」を持たせること。


翌日、それまで同様、私にへばりついて泣いていた息子。あぁやっぱり、次回はウルトラマンの出番だな、と思っていたら・・・


なんと、園の門が閉まる直前に泣き止み、自ら園長先生の腕の中へ!


長期戦も覚悟していただけに、まさかの急展開でした。


泣いても意味がないと観念したのか、園長先生を信頼することにしたのか、神妙な面持ちで手を振る息子。


5日目にして、初めて平和に別れた朝になりました。


その日迎えに行ったときも(と言っても朝の11時半)、息子は泣いていませんでした。帰りに泣かなかったのもこれが初めて。


思いがけず泣き止んだので、結局、「ウルトラマン」の出番はありませんでした。


「ウルトラマン」が一役買うかどうか、見たかった気もしますが、無条件で泣き止んで、Doudouが絶対必要ではないと証明できたのは、私たち親子にとって好都合。


万が一ウルトラマンを無くしたら、今度はパパが泣くかもしれないし、よかったよかった(笑)





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息子の帰りを待つ「ウルトラマンタロウ・ウルトラダイナマイトバージョン(14cm)」




2013年9月 9日 (月)

「テレビ」と「シラミ」に気をつける。

息子の幼稚園が作成した「2013-2014年度の概要」という用紙があります。


始業・終業時間、欠席・遅刻の連絡義務について、等々事務的な内容がほとんどですが、いくつかフランスらしい項目があったので、ここに挙げてみたいと思います。


① 始業・終業時間 :月、火、木、金曜日の8時半から11時半、及び13時半から16時半まで。


② 寄生虫 :どんな学校でも、シラミから完全に逃れることはできない。したがって、保護者はそのことを警戒し、園児の頭を頻繁に観察しなければならない。現在、有効な薬が簡単に手に入る。


③ テレビ :保護者は、園児が道理をわきまえた時間に就寝するよう、注意する。


④ カンパ :学校寄付金の金額は、年間一律15ユーロとする。


⑤ 生徒数 :年少 14名 年中 13名 年長 21名  計48名



~解説~ ↓

①で、注目するべきは、お昼休みの時間。幼稚園から2時間、がっつりあります。そして、労働時間が不規則な仕事にでも就かない限り、この長時間休憩を定年退職するまで堪能します。休んでこその人生。


②は、フランスらしいというか、フランスで就学したら一度は経験する、または間近で見る「シラミとの戦い」。園児の定期的な洗髪を、保護者に即すほうが理に適っている、と思うのは私だけでしょうか。


③は、タイトルと内容が直接関係なくて、ずっこけた項目。


④の訳を迷いました。義務教育ではない幼稚園(公立)を無料で貫き通すフランスにおいて、園の予算は微々たるもの。そこを少しでも補うべく、懐の深い保護者に募る「寄付金制度」。カンパ以外にも、古着なども受け付けているというから、貧しさは深刻。


⑤は、数字がうちの町の田舎ぶりを物語っている、という一例。ちなみに、隣接する小学校も、各学年一クラス(平均17名)ずつしかありません。高校卒業まで40人学級に缶詰状態だった私にとっては羨ましい限り。




以上、フランスの田舎町にある幼稚園事情でした。


来年も楽しみ~





2013年9月 6日 (金)

3歳児のプレッシャー

息子の登園二日目が、予想外の展開になりました。


前日、夜9時半に息子が就寝して、ほっと一息ついていたら、11時ごろに泣き声が聞こえるではありませんか。


様子を見に行くと、大して泣いていないのに鼻水が出ていました。


鼻水を拭き取って、再度寝付いた、と思ったら、夜中の0時にもまた泣き声。


その後、1時間おきに泣いて寝付いてを繰り返し、起床時間が近づいた頃、息子に触れてみると「ん?熱い!」。


私の風邪がうつったのか、シャワーを浴びた後パジャマを着るのを嫌がって走り回っているうちに風邪をひいたのか、はたまた知恵熱か・・・


初日から昨日までに、隣近所の知り合いや、子供達から、幼稚園の感想を聞かれまくった息子。


子供ながらにプレッシャーを感じたのかもしれません。


初登園の二日前から、いつもと様子が違うことを察知して寝つきが悪くなったし、その辺は、神経質な私自身を見ているよう。


翌日に何があろうと5秒で爆睡し、始業日から「目指すはGTO!」とか言える旦那さんに似てくれたほうが、息子本人にとっても、私にとっても気楽だったのに・・・


発熱が単なる偶然でありますように















 

2013年9月 4日 (水)

入園日!

本日、息子が幼稚園に入園しました。


そんな大事な日に限って、風邪をこじらせた不幸な私は、息子の晴れ姿を見ることができず、旦那さんの話を聞いて想像するに留まりました。


この日を他の親同様、いや、他の親以上に楽しみにし過ぎて、当日を迎える前に無意味に体力を消耗してしまったようです。


悔しい、以外の何ものでもありません。


しかも、カメラを持っていったはずの旦那さんでしたが、「他の親が携帯でパシャパシャ撮ってて、同類になりたくなかった。」と、一枚も撮らなかったそうです。


そんな、わけのわからないプライドは捨てて~!


というわけで、見にいけなかったわ、写真はないわで、私個人としては収穫ゼロな初日でした。


肝心の息子は、到着するなりおもちゃに飛びつき、パパが消えたことさえ気づいていなかったそうです。


フランスの学校は、式という式が皆無で、幼稚園から大学まで、初日に突然授業が始まり、最終日に突然授業が終わります。日本の「式」は冠婚葬祭も含めて苦手な私ですが、これはこれで、けじめが付かなさ過ぎるようにも思います。そして、その習慣の違いが国民性を少しばかり左右している、と感じます。


さて、出だしはよかった息子ですが、隣接する小学校に通うセバスチャン情報によると、「休み時間に○○(←息子)の様子を見に行ったら、泣いていて、慰めた。」らしく、更には、旦那さんが11時半に迎えに行ったときも、また泣いていたそうです。


帰ってきたときに感想を聞いても、複雑な表情をしていました。2日目から「行かない」、というのだけは避けたいと思っていましたが、現実になりそうで、今から覚悟を決めました。


水曜日は幼稚園、小学校ともに休みなので、木曜日が勝負のとき。


やれやれ、どうなることやら・・・








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